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お葬儀の豆知識

2024/02/01

「法要」とは?法事とは何が違うの?法要の種類や執り行うタイミング、施主の準備を解説

「法要」とは?法事とは何が違うの?法要の種類や執り行うタイミング、施主の準備を解説
・法要とは?法事とは何が違うの?
・法要の種類や、執り行うタイミングは?
・法要の準備の流れは?

「法要」とは、故人の冥福を祈り供養する仏教儀式で、お通夜や葬儀の後、七日目に執り行われる忌日法要「初七日」から始まります。
法要当日は読経供養が行われ、参列者はお線香をあげて供養をする流れです。

本記事を読むことで、法要とはなにか?法事との違いや種類、執り行うタイミングの他、施主が行う法要準備の流れが分かります。

 

「法要」とは

「法要」とは
◇「法要」とは、故人の冥福を祈り供養する仏教儀式です

法要(ほうよう)」とは、故人の冥福を祈りながら、集まった参列者が供養をする仏教儀式となり、法要当日は一般的に、僧侶へ読経供養を依頼します。

法要は仏教で故人が極楽浄土に往生する後押しのため、残された生きる者が、故人のために供養をする「追善供養」の儀式です。

 

●仏教儀式なので、キリスト教や神道など、宗旨宗派が違う場合は、これに倣いません。

 
また浄土真宗では、亡くなった瞬間に極楽浄土へと導かれると考えるため、故人を偲びながら遺族が仏の教えを聞く場として行われます。

 

法要と法事の違いは?

◇「法事」は法要後の会食も含めた全てです

法要」は読経供養による追善供養など、宗教的な儀式に限定されます。

一方で「法事(ほうじ)」は、法要後の会食(お斎)を含んだ行事全体を指し、親族や故人とご縁のある人々が集まり、僧侶とともにご冥福を祈ります。
そのため法要は法事の一部です。

 

<法要と法事の違い>
●法要は法事の一部
①法要 ・宗教的儀式
(読経供養、お焼香など)
②法事 ・故人のご冥福を祈る
・仏教行事
(お盆、彼岸)

 
さらに厳密に言えば、法事はいくつかの仏教行事の一部となります。
例えばお盆や彼岸供養など、一般的に法事と呼ばれる仏教行事があるでしょう。

 

法要の種類とは

年忌法要はいつから平服?
◇法要の主な種類は、忌日法要と年忌法要です

法要にはさまざまな種類がありますが、基本的には忌日法要・年忌法要となります。
家で法要を執り行う仏教行事は、初盆と彼岸会などです。

ただ、遠方に住む親族も増え忙しい現代では、全ての法要を執り行うことは、難しいでしょう。

 

<法要のさまざまな対応策>
①主要な法要のみ行う …四十九日、百カ日、一周忌、三回忌
②繰り上げ法要 …他の法要を同日に、併せて行う
③併修(へいしゅう) …他のご先祖様と併せて行う

 
他のご先祖様と一緒に年忌法要を執り行う「併修(へいしゅう)」をしても問題はありません。

繰り上げ法要」とは、葬儀の日に初七日法要を執り行うなど、同日に複数の法要を行うことを指します。

繰り上げ法要など、読経供養を同日に複数回依頼する場合、お布施も多めに包むようにしてください。

 

忌日法要とは

◇「忌日法要」とは、忌中に取り行う法要です

「忌日法要(きじつほうよう)」とは、亡くなった日から七日ごとに、四十九日まで行う法要をさします。

お通夜・葬儀の後、初七日から始まり7回、四十九日法要で忌日法要の終了です。
参列者をご案内する忌日法要は、一般的に初七日・四十九日法要のみとなるでしょう。

 

<忌日法要とは>
(故人が亡くなった日を含む)
初七日(しょなのか) …7日目
二七日(ふたなのか) …14日目
三七日(みなのか) …21日目
四七日(よなのか) …28日目
五七日(いつなのか) …35日目
六七日(むなのか) …42日目
七七日(なななのか) …49日目

 
仏教では忌中にあたる四十九日感、故人はこの世とあの世の間を彷徨う存在です。
この期間を「中陰」と呼び、「死者があの世へ旅立つための準備期間」と捉えます。
そのため残された家族は、故人が極楽へ行けるようにと7日ごとに法要を行うのです。

ただし浄土真宗では、故人は死後すぐに極楽へ行けると考えられ、忌日法要は信仰を深めて、故人への感謝の気持ちを伝えるために行われます。

 

年忌法要とは

◇年忌法要とは、特定の祥月命日に執り行う法要です

年忌法要(ねんきほうよう)」とは、特定の祥月命日に執り行う、仏教における追悼式とされ、故人が亡くなって1年目の一周忌から始まります。

故人が亡くなってから1年目が、最初の年忌法要となる「一周忌」ですが、次の三回忌以降は、(回忌数ー1)年目に行うため、数え方にご注意ください。

 

<年忌法要とは>
(故人が亡くなって)
・一周忌 …1年目
・三回忌 …2年目
・七回忌 …6年目
・十三回忌 …12年目
・十七回忌 …16年目
・二十三回忌 …22年目
・二十七回忌 …26年目
・三十三回忌 …32年目
・五十回忌 …49年目

 
最近では、全ての年の忌法要を行わないことが一般的で、一回忌、三回忌、七回忌、十三回忌、三十三回忌だけが行われることが多いようです。
沖縄では一回忌、三回忌、七回忌、十三回忌、二十五回忌、三十三回忌を行うことが多いです。

一周忌と三回忌では、家族や親戚、親しい友人を招いて比較的大規模な儀式が行われ、僧侶による読経の後に共同で食事をします。
一周忌以降の法要は、故人への感謝の気持ちを伝え、彼らが幸せな世界に導かれるようお祈りするために行われます。

 

[年忌法要とは]
・年忌法要はいつまで?親戚を呼ぶ、大きな法要は何回忌まで?親族と一緒に行っても良い?

 

追悼法要とは

追悼法要とは
◇「追悼法要」とは、故人を追悼する法要です

追悼法要(ついとうほうよう)」とは、故人の家族やゆかりのある人々が集まり、時に僧侶へ読経供養を依頼して、故人を追悼し供養する仏教行事となります。

年中行事の役割が強く、主に故人が亡くなって初めて迎えるお盆「初盆(はつぼん)」や、初めて迎えるお彼岸「初彼岸(はつひがん)」などで、法要を執り行うでしょう。

故人が亡くなって百日目に執り行う「百箇日」も、対用法要にあたります。

 

①彼岸法要

◇初彼岸には、仏前・墓前法要を執り行うことがあります

「お彼岸」とは、彼岸(あの世)と此岸(この世)が最も近くなる日です。
春分の日と秋分の日を含む、前後7日間の期間を指します。

全国的にはお彼岸にお墓参りを行いますが、沖縄では仏前供養が多いです。
また故人が亡くなって初めて迎える初彼岸では、仏前や墓前法要を執り行い、故人を対良いする家も見受けられます。

②初盆法要

◇初盆(新盆)では多くの家で僧侶を招き、法要を執り行います

初盆(新盆)は、故人が亡くなって初めて迎えるお盆です。
全国的に初盆法要を執り行うとともに、初めてで自宅までの帰り道を迷わぬよう白提灯を目印とします。

ただし「初盆(新盆)」とする数え方が地域によっても違うので、確認をしてください。

 

<地域で違う、初盆の数え方>
①忌明け後、初めて迎えるお盆 …故人が亡くなって49日以降
②喪明け後、初めて迎えるお盆 …故人が亡くなって1年以降

 
かつての沖縄では初盆(新盆)は家族のみで控えめに過ごしてきました。
けれども近年では全国的な風習に倣い、沖縄でも初盆(新盆)に親族をご案内し、初盆法要を執り行う家が多いです。

 

施主が行う法要の準備

まとめ:訃報や葬儀の案内は、正確な情報を正確な手段で伝えます
◇施主が行う法要の準備は、スケジュール調整から始まります

斎場(法要会場)など、会場と僧侶のスケジュールを調整し日程を決めた後、1か月前には参列者へ御案内状を送りましょう。

全国的には法要の後、会食の場「お斎(おとき)」を設け、施主はお食事を振る舞いますが、沖縄では仕出し弁当などをお帰りに準備する家も多いです。

施主側で方針を決めて、1か月前には手配を済ませておくと良いでしょう。

 

①法要の日程を決める

◇沖縄では祥月命日の後に法要日程を設定します

年忌法要の日程は祥月命日当日がベストですが、忙しい現代において平日に法要を設定しても、参列できない人が多いでしょう。

そのため全国的には祥月命日の前とされてきました。
けれども沖縄では反対で、祥月命日よりも後の週末に設定する習わしがあります。

 

②会場を手配する

◇法要は自宅・斎場・ホテル・寺院などです

法要会場は一般的に自宅・斎場(法要会場)・ホテル・寺院などがあります。

法要の後に会食を振る舞う場「お斎(おとき)」を設定するのであれば、斎場(法要会場)などを選ぶと、当日の移動が省略できて便利です。

会食では、お祝いの食材を避けるために、法事であることを伝えてください。

 

③僧侶を手配する

◇沖縄で僧侶は葬儀社や、近隣の寺院に相談します

寺院墓地にお墓が建ち「菩提寺」があれば、読経供養はまず菩提寺のご住職に相談をしますが、沖縄に寺院墓地はあまり多くはありません。

そのため沖縄で僧侶を手配する場合には、法要の準備を依頼する葬儀社スタッフや、仏壇仏具店、近隣の寺院などで依頼することが多いです。

最近では僧侶のインターネット派遣も登場しました。
読経供養の依頼は現代、約3万円~5万円/1回ほどが相場ですので、比較検討しながら決めると良いでしょう。

 

 

③参列者を決める

◇参列者を決めて案内状を出しましょう

法要の日時と場所が決まったら、案内状を発送します。
家族や親しい方々をリストアップし、最終的な人数は案内状の返信を確認して決定します。

法要の人数を確定するため、返信用封筒や往復ハガキを使用して返事をもらい、人数を事前に確定しましょう。

ただし親族だけで行われる場合、電話での連絡でも問題ありません。
返信はがきが揃ったら、再度会食会場に人数を連絡します。

 

④引き物の準備

◇引き物は、消耗品の食品や生活用品を選びます

参列者がお帰りになる際、荷物にならない軽くてかさばらないものがおすすめです。
近年では参列者が、自分で選べるカタログギフトによる引き物が増えました。

不祝儀専用カタログにはたくさんの種類があります。
予算も約2千円~5千円ほど/1人まで、豊富にあるので便利です。

 

[法要後の会食]
・法要・法事の食事(会食)とは?代わりになるものはある?会場やメニューの選び方を解説

 

⑤法要のお供え物を準備

◇法要当日のお供え物は消え物です

法要当日は食べ物などの消え物を用意します。
沖縄の法要では、果物の盛り合わせや法事菓子の持ち合わせを用意しましょう。
また、故人が生前に好きだったものも大丈夫です。

 

<法要当日、施主の持ち物>
・遺影
・位牌
・供花
・お供え物
・お布施
(数珠など)

 
また自宅とは別会場で法要を執り行う場合、遺影や位牌を持参します。
供花は四十九日の忌中前の法要であれば白い花を、それ以降であれば控えめに少しの色が付いても構いません。

 

 

法要前日

◇お布施を準備します

法要前日は、引き物の数や位牌・遺影など、今まで準備をしてきたものの最終確認をしながら、法要当日、僧侶にお渡しするお布施を準備しましょう。

法要のお手伝いを親族や友人知人に依頼した場合には、感謝の気持ちとして「心付け」をポチ袋に入れて準備します。

また葬儀社スタッフは受け取らないことも多いですが、念のため準備をしても良いでしょう。

 

<お布施の準備>
①お布施金額 約3万円~5万円/1回の読経供養
②封筒、筆 厚手の白封筒
・黒墨
③お札 新札を準備
・開けると肖像画
④表書き お布施(御布施)
・下に氏名(もしくは家名)
⑤裏面 右上…金額
・左下…住所、氏名

 
お布施はお悔やみの気持ちを表す香典ではないので、基本的に慶事マナーに倣い包むため、お札は新札、入れる向きは封を開けた時に、お札の肖像画が見えるように入れてください。

また数字は旧字体の漢数字です、詳しくは下記コラムをご参照ください。

 

 

まとめ:法要とは、故人を追悼し供養をすることです

年忌法要はいつから平服?
「法要」とは、故人の家族や親族、ゆかりのある人々が故人のために集まり、供養・対用をする仏教儀式、仏教行事となります。

法要の服装は一般的に三回忌までは、一般参列者がお通夜や葬儀などで着用する準喪服、七回忌以降は「それほど厳密ではなくても良い」とされる、畏まったお出かけ着「平服(へいふく)」が一般的です。

法要に呼ばれたら、参列者は香典を用意し袱紗(ふくさ)に包んで参列しましょう。

 

 

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