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お葬儀の豆知識

2023/04/08

供え花とは?弔事で供え花を贈るマナーやタイミング、金額相場や送り方とは?

供え花とは?弔事で供え花を贈るマナーやタイミング、金額相場や送り方とは?
・弔事の供え花にマナーはある?
・弔事の供え花にタブーはある?
・供え花の選び方、整え方は?

供え花とは、故人の冥福を祈り供えるお花です。弔問やお墓参りなどの弔事では、供え花を準備しますよね。

本記事を読むことでご遺族に失礼のない、弔事での供え花の選び方、マナーやタブーが分かります。コラムの最後では通夜や葬儀で供花を贈る方法もお伝えしますので、どうぞ最後までお読みください。
 

弔事の供え花とは?

弔事の供え花とは?
◇弔事の「供え花(そなえばな)」とは、故人の冥福を祈り供えるお花です

一般的にはお墓参りや自宅への弔問などで供えるお花を差します。また、日々のお世話で供えるお花も「供え花」と言いますよね。
また弔事の供え花には、供えるタイミングや供え先によって呼び名も分かれます。
 

<弔事の供え花:種類の違い>
①枕花 訃報からお通夜 故人の枕元
②供花 お通夜から告別式 祭壇
③仏花 葬儀後~ 仏壇
④墓花 お墓参り お墓
⑤献花 葬儀 献花台・棺

 
弔事の供え花は贈るタイミングによって、選ぶ花や形、贈り方も変化します。葬儀や告別式で送る花は、供花(くげ)の他に花輪(はなわ)などもあるでしょう。

花輪はご遺族に贈っても良いかを確認した後、葬儀社を通して提携する花屋へ注文する流れが多いです。そのため弔事での供え花マナーも押さえています。
 

弔事の供え花のタブーはある?

◇弔事の供え花では、毒やトゲ、ツタのある花などはタブーです

弔事の供え花ではタブーとして、忌まれる花々があるので注意をしてください。

月日が経った年忌法要では鮮明な色の花々を供える家もありますが、弔事で贈る供え花としては、あまり色が派手なものも避けた方が良いでしょう。
 

<弔事の供え花:タブーとは?>
[タブーの花] [忌まれる理由] [花の例]
①毒のある花 仏に毒を盛る ・彼岸花
・チューリップ
・鈴蘭
②トゲのある花 殺生を連想させる ・バラ
・アザミ
・サンショウ
③ツタのある花 ツルが絡まり成仏できない ・クレマチス
・ジャスミン
・アサガオ
④不吉な花 不吉 ・ツバキ
・黒いダリア
・黒百合
⑤香りの強い花 他の香りが届かない ・カサブランカ
・百合
・金木犀

 
また花粉が落ちやすい花々も、仏壇のシミの原因になるので避けます。ただ花粉やトゲは花屋に相談すると、仏花用に除去してくれるでしょう。百合はキリスト教のシンボルでもあるため、対処をして準備する人が多いです。
 

弔事の供え花のマナーとは?

弔事の供え花のマナーとは?
◇弔事の供え花を贈る時は、まず喪主へ確認をすると良いでしょう

弔事の供え花は故人の冥福を祈るために贈るとともに、ご遺族の心に寄り添うためのものです。そのため、まず喪主へ確認をして、弔事の供え花を受け入れていただける場合に送ります。
 

<弔事の供え花:贈るマナー>
●喪主へ確認
・供え花を贈って良いか
・宗旨宗派(仏式・神式・キリスト教式)

●お通夜や葬儀で贈る場合
・業者で取りまとめているか
・業者の電話番号

●個人で贈る場合
・供え花の色
・職場や仲間で取りまとめはないか

 
お通夜や葬儀・告別式の弔事で供え花を贈る場合、葬儀社や花屋さんで供花を取りまとめていることが多いです。詳しくはコラム後半でお伝えします。
 

※喪主がお通夜や葬儀で供花を受け取った時の配置は下記をご参照ください。
【葬儀の進め方】喪主が決める花輪や供花を配置する順番、5つの決まり事

 

弔事の供え花は、白に限るの?

弔事の供え花は、白に限るの?
◇弔事の供え花の「色」は、渡すタイミングによって対応します

浄土真宗以外の仏教では、人は死んでから四十九日まで、あの世とこの世を彷徨う存在です。成仏するために「冥土の道」を歩み、四十九日法要を以て成仏します。そのため弔事の供え花では、四十九日法要までは「白い花」が基本です。
 

<弔事の供え花:色マナー>
[タイミング] [花の色]
①枕花 白い花
②供花 白い花+挿し色1色まで
③仏花 ・3色(白、黄色、紫)
・5色(白、黄色、紫、薄紅色、赤)
④墓花 ・3色(白、黄色、紫)
・5色(白、黄色、紫、薄紅色、赤)
・6色(白、黄色、紫、薄紅色、赤、5色混合)
⑤献花 白い花(ユリなど)

 
このように弔事の供え花で選ぶ花々は、渡すタイミングによっても変わります。
ただ近年では、花葬や家族葬などの新しい形が増えるなか、花の色が増えたとしても、故人が生前に好きだった花々を供えるご遺族も増えました。
 

弔事の供え花のアレンジは?

◇一般的な弔事の供え花では、花籠やアレンジメントが好まれます

一般的に個人で贈る弔事の供え花であれば、飾りやすくコンパクトで場所を選ばない花籠やアレンジメントの形で贈ると、ご遺族も扱いが楽です。

また弔事の供え花は割り切れない奇数本(3本・5本・7本など)が良いとされます。
 

<弔事の供え花:アレンジは?>
・花籠
・アレンジメント
・ブリザーブドフラワー

 
ブリザーブドフラワー」とは、特殊な液体で半永久的に長持ちするフラワーアレンジメントです。水やりが必要なく長持ちするので、ご遺族も管理の手間暇が必要ありません

ただし、墓前に供える墓花に関しては、左右1対の2束を用意しひし形にまとめた花束を供える習慣があります。
 

宗旨宗派で違う、弔事の供え花とは

宗旨宗派で違う、弔事の供え花とは
◇弔事の供え花は、仏式・神式・キリスト教式によって選び方が違います

一般的に日本では仏式の弔事が多いですが供え花を贈る時には、喪主に宗旨宗派を確認し、見合った花々を選びましょう。
 

<弔事の供え花:宗旨による違い>
[宗旨] [花の色] [花の例]
①仏式 白が基調(+淡い挿し色) ・菊
・カーネーション
・百合
・胡蝶蘭
・デンファレ
②キリスト教式 色は問わない ・百合
・カーネーション
・小菊
③神式 白が基調 ・菊
・百合

 
特にキリスト教式で供える「献花(けんか)」は、残された人々の心に寄り添うために贈るため、仏式のように霊へ供える花輪やスタンドフラワーは用いません。より生花が好まれる他は、色も問わないものが一般的です。

一方神式は、もともと神の葉「榊(さかき)」が供えられていたために、白を基調に聞くや百合など、ごくシンプルに整えます。
 

弔事の供え花での金額相場は?

弔事の供え花での金額相場は?
◇弔事の供え花は、供花や仏花など、贈るシーンで金額相場が違います

お通夜や葬儀・告別式で葬儀社や花屋が取りまとめる供花や花輪は、いくつかの選択肢はあるものの、金額設定が決まっています。
 

<弔事の供え花:種類で違う金額相場>
①枕花 約5千円~2万円
②供花 約7千円~2万円
③仏花 約3千円~5千円
④墓花 約千円~3千円
⑤献花 喪主が用意

 
仏花はご遺族が日々、お仏壇に供える仏花であれば5百円からありますが、自宅への弔問で持参する場合は約3千円~5千円を目安に準備をします。

一方、自宅へ弔問する時に用意する供え花、お墓参りで準備する墓花は、自分達で相場を目安に予算立てをして自由に選ぶでしょう。

葬儀や告別式で棺や献花台に供える献花は、仏式のお線香と同じ役割があるため、喪主が葬儀で準備しています。
 

お通夜や葬儀での供え花

お通夜や葬儀での供え花
◇お通夜や葬儀・告別式などの弔事で供え花を贈る場合、まず確認が必要です

お通夜や葬儀・告別式のご案内を受けた場合、葬儀社や花屋が供花を取りまとめたり、ご遺族が供花を受け付けない葬儀もあるため、確認をして進めます。
 

<弔事の供え花:お通夜や葬儀>
①問い合わせ先
・喪主(ご遺族)
・斎場
・葬儀社

②確認すること
・供花は受け付けているか
・個人で準備ができるか(持ち込み)
・供花の仕様はあるか

 
葬儀社が提携する花屋で取りまとめている場合、発注できる花屋の電話番号などを確認し、花輪など選択肢に倣い注文すると良いでしょう。他社からの持ち込みを禁止している会場もあるので、確認は大切です。

葬儀に供える弔事の花輪や供え花ならば、葬儀が始まる数時間前までには間に合うよう、急ぎ手配しなければなりません。
 

弔事の供え花は、ご遺族に配慮して送りましょう

沖縄の通夜・葬儀・告別式マナー
このように弔事で供え花を贈る時には、執り行う式の形式やご遺族の意向に配慮することが大切です。お通夜や葬儀・告別式で贈る供花であれば、まず斎場や葬儀社へ連絡すると良いでしょう。

また葬儀後に自宅へ弔問するなど、個人で選ぶ弔事の供え花であれば、花屋で「弔事で整えてください」と注文することで、タブーはほぼ起こりません。

本記事を参考にして、ご遺族の迷惑にならず心に寄り添う、故人への冥福を祈る供え花を準備してください。
 

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Point.1

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お葬式は地域の風習によってやり方が違います。相談で不安や悩みの解決策が見つかりますので、ご都合のつく時に相談に訪れることをおススメします。

Point.2

葬儀費用がわかります

葬儀費用は相談内容や葬儀社によって変わります。後悔しないために複数の葬儀社でお見積りを取ることをおススメします。

Point.3

ご希望のお葬式ができます

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