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お葬儀の豆知識

2023/04/12

お線香のあげ方とは?お線香をあげに行く時の服装や、宗派で違う本数を解説

お線香のあげ方とは?お線香をあげに行く時の服装や、宗派で違う本数を解説
・弔問でのお線香のあげ方にマナーはある?
・お線香をあげる本数は?
・お線香のあげ方は「宗派」によって違う?

お通夜や葬儀に参列できず自宅へ弔問する時、「そう言えば…」お線香のあげ方が正しいかどうか、気になる人は多いですよね。

本記事を読むことでご遺族の前でも失礼のない、正しいお線香のあげ方が分かります。

沖縄では少ないですが、本州では配慮する仏教の「宗派」によって違うお線香のあげ方も解説しますので、どうぞ最後までお読みください。
 

お線香のあげ方:弔問の準備

お線香のあげ方:弔問の準備
◇お線香をあげにご自宅へ弔問する時には、ご遺族へ連絡を取ります

お通夜や葬儀に参列できずに弔問する時、良いタイミングは四十九日法要の前です。弔問を受けないご遺族もいるので、事前に連絡をしましょう。
この時、ご遺族に下記の点を伺っておくと準備がしやすいです。
 

<お線香のあげ方:確認すること>
・宗旨宗派
・弔問する日程
・伺う人数

 
自分ひとりであれば良いのですが、友人や同僚で数人連れだって弔問するならば、その人数も伝えます

また弔問では香典も準備して、ご自宅へ招いていただいたお礼も込めて手土産代わりのお供え物も準備すると丁寧でしょう。
 

※葬儀後、自宅へ弔問する時の香典やマナーは下記をご参照ください。
弔問とは?参列や会葬とは違う?香典は必要?金額や服装・持ち物マナーを解説

 

お線香のあげる意味とは?

◇仏様はお線香の香りをいただきます

弔問でお線香をあげる意味として主に3つがありますが、なかでも仏様は香りをいただく「食香(じきこう)」の役割が大きいでしょう。
 

<お線香のあげ方:お線香の意味>
・仏様は香りをいただく
・禊を落として場を清める
・気持ちを伝える

 
またお線香の煙には、①禊(みそぎ)を落とす、②場を清める、③煙を通して天へ届ける、などの役割を果たします。そのためお線香のあげ方では、供えた後に合掌をして、深く礼をするのです。
 

お線香の正しいあげ方とは?

お線香の正しいあげ方とは?
◇ご遺族に案内されたら、お仏壇の前に正座した後、ご遺族に一礼します

ご自宅へ着いたら玄関先でお悔みの言葉を伝えます。仏間に通されますが、お仏壇へ向かうのは、ご遺族に案内いただいてからです。

一般的にはこの時はまだ、香典やお供え物は渡しません。お線香をあげた後にお悔みの言葉とともにお渡しします。

以前の沖縄では数珠を持参しない習慣がありましたが、近年では数珠を持参する人も増えました。今回は数珠の扱い方も併せて解説します。
 

<お線香のあげ方>
(1)数珠を左手に持つ
・親指の根に引っ掛ける

(2)お線香に火を付ける
・ロウソクから付ける

(3)お線香の火を消す  
・左手であおいで消す
・お線香を引くように振って消す

(4)お線香を供える
・香炉に立てる
・立て方、本数は宗派で違う

(5)合掌
(6)一礼する
・深く一礼

(7)ロウソクの火を消す
・手であおいで消す

(8)再び一礼
・軽く一礼

(9)座布団から下がる

 
座布団から下がったら、ご遺族へ体の向きを直してお悔みの言葉を伝えた後に、香典やお供え物をお渡しします。「御仏前へ供えてください。」とひと言添えると良いでしょう。
 

※弔問でお渡しするお供え物のマナーは、下記に詳しいです。
後日、弔問するお供え物には何を選べばいい?香典は必要?金額やマナーは?

 

お線香のあげ方:お線香の本数

◇お線香の本数は、沖縄では1本、もしくは3本です

ご位牌が中心となる祖霊信仰による沖縄の仏壇であれば、お線香のあげ方は1本・3本のいずれかです。数人での弔問ならば1本供えれば良いでしょう。また本州式の宗派に倣ったお仏壇では、宗派によって供える本州も違います。
 

<お線香のあげ方:お線香の本州>
(1)臨済宗…1本~3本
(2)真言宗…3本
(3)曹洞宗…1本
(4)浄土宗…1本
(5)浄土真宗…1本
(6)天台宗…1本~3本

 
沖縄では臨済宗が多く、祖霊信仰に基づいたお線香のあげ方でも、いずれにしても1本~3本が多いです。

沖縄線香(ヒラウコー)であれば縦半分に割った半ヒラですが、弔問では日本線香が多い傾向にあります。
 

浄土真宗での、お線香のあげ方

◇浄土真宗ではお線香を寝かせて供えます

他の宗派でのお線香のあげ方は、香炉に立てて供えますが、浄土真宗ではお線香を寝かせて供えるのが、正しいお線香のあげ方です。

香炉が小さくてお線香を寝かせることが難しい場合には、香炉に合わせて2等分・4等分に折ってから、寝かせて供えてください。
 

お線香のあげ方:お倫は必要?

お線香のあげ方:お倫は必要?
◇沖縄ではお倫を鳴らす習慣はありませんが、お仏壇にお倫があれば2回鳴らします

そもそも沖縄ではお倫を鳴らす習慣がないため、お仏壇にお倫を供えていない家も多いでしょう。

けれども弔問した家のお仏壇にお倫があれば、お線香をあげた後、合掌の前に2回鳴らします。りん棒でお倫のふちを鳴らす方法が一般的です。
 

<お線香のあげ方:基本のお倫の鳴らし方>
●お倫は2回、外側を鳴らす
・1回目…優しく鳴らす
・2回目…強めに叩く

※葬儀や告別式ではお倫は鳴らしません。

 
ただし仏教宗派によって、お倫の鳴らし方も変わります。基本的な鳴らし方であれば失礼にはなりませんが、仏教宗派が分かっていれば先方に添うとより丁寧です。
 

お線香のあげ方:宗派で違う鳴らし方

沖縄では特定の仏教宗派に倣う家は少ないですが、特定の宗派で供養をしている場合は、先方の宗派に倣いお倫を鳴らすと良いでしょう。
 

<お線香のあげ方:宗派で違う鳴らし方>
(1)臨済宗…3回

(2)真言宗…2回
・1回目は優しく
・2回目は強く叩く

(3)曹洞宗…2回・もしくは3回
・寺院により異なる

(4)浄土宗…鳴らさない
・読経の時のみ鳴らす

(5)浄土真宗…鳴らさない
・日々のお勤めのみ鳴らす

 
現代では手元供養など無宗教でもお倫が祭壇にある場合も多く、特に祖霊信仰が根付く沖縄では仏教宗派が曖昧なこともあるでしょう。

僧侶をお呼びして読経供養を行う供養であれば、僧侶の宗派に合わせたマナーでお線香をあげますが、自宅への弔問であれば基本の2回で良いでしょう。
 

お線香のあげ方:服装や持ち物

自宅へ弔問するタイミングは?
◇自宅へお線香をあげに行く時は、地味な色でまとめた「平服」です

ただし「平服(へいふく)」は「礼服でなくて良い」と言う意味なので、カジュアル過ぎたり、派手過ぎても失礼にあたります。お線香をあげに弔問するならば、略喪服に準じた平服が適切です。
 

<お線香のあげ方:服装や持ち物>
①服装
●全体
・地味な色でまとめたフォーマルな服
・ダークグレーや深緑、茶色など
・光沢がなく、派手すぎないもの
・殺生を連想さえる革製品を控える

●男性
・ダークグレーなどのスーツ
・ネクタイは地味なもの
・靴飾りも含め、装飾を控える

●女性
・グレーなどのアンサンブルやワンピース
・露出を控える
(袖丈は肘以上、スカート丈は膝以上)
・アクセサリーを控える
(パールの一連ネックレスなど)
・ヒールは3cmほど、光沢のないもの

●持ち物
・香典、袱紗(ふくさ)
・黒か白のハンカチ
(お供え物を持参しても可)

 
…などなど、平服でも準喪服に準じた服装マナーで準備をします。また通夜や葬儀に行けず弔問する時には香典を用意しますが、香典は袱紗(ふくさ)に入れて持ち歩くと良いでしょう。

袱紗(ふくさ)には結婚式など慶事用もあるため、深緑や紫など地味な色の弔事用を選んでください。
 
 

お線香のあげ方で弔意を表しましょう

そもそも弔問とは?
お線香のあげ方を理解してから弔問することで、故人やご遺族へ敬意を表すことができます。

特に先方が特定の宗派に倣う場合、予め宗派に添ったお線香のあげ方を実践することは、大きな敬意と弔意を表すことになるでしょう。

弔問では多くを語らず速やかに帰るため、丁寧なお線香のあげ方で心からの弔意を伝えます

弔問へ行く準備を進め、故人に敬意をもってご冥福を祈り、ご遺族の気持ちに添った対応ができるよう、どうぞ本記事を参考にしてください。
 

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