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お葬儀の豆知識

2022/10/13

【沖縄の葬儀】昔からある沖縄の一般葬。規模の大きな葬儀5つの費用

【沖縄の葬儀】昔からある沖縄の一般葬。規模の大きな葬儀5つの費用
昔ながらの沖縄の葬儀は、規模の大きな一般葬が多いですよね。
沖縄の葬儀とひと口に言っても、斎場や祭壇のグレードなどによって幅が広いですが、一般的に約100万円~120万円が目安です。

ただグレードをあげたり、100人以上の規模の大きな沖縄の葬儀になると、約120万円~約195万円ほど掛かることもあるでしょう。
また全国的には約195万円ほどが一般葬の平均値です。

今回は沖縄の葬儀のなかでも、一般葬に掛かる費用の内訳を、5つの項目に分けてお伝えします。
 

沖縄の葬儀に掛かる、5つの費用項目

沖縄の葬儀に掛かる、5つの費用項目
現代では沖縄の葬儀とひと口に言っても、一日で終える一日葬や、宗旨宗派を問わず読経供養を行わない自由葬など、さまざまなスタイルがあります。

けれども昔ながらの沖縄の葬儀は一般葬が多く、全国的な葬儀と比較して、参列客も100人を超える大規模なものが多い点が特徴です。
沖縄の葬儀費用は、大まかに下記5つの項目があります。
 

<沖縄の葬儀費用5つの項目>
(1)葬儀社へ支払う費用(引き物を含む)
(2)火葬費用
(3)お布施(僧侶へ包むお金)
(4)お悔み欄の掲載料
(5)斎場へ支払う費用

 
現代の沖縄では葬儀社へ支払う費用のなかに、他の項目(斎場や僧侶へ支払う費用など)まで含まれる場合が多いでしょう。

自宅葬であったり、沖縄では珍しいですが寺院のスペースをお借りして、沖縄で葬儀を進める場合には、僧侶へ包むお布施や斎場へ支払う費用が別払いになることがあります。
 

葬儀社の選び方などは、下記をご参照ください。
【沖縄葬儀社の選び方】葬儀社4種類のメリット・デメリット<その1>

 

(1)葬儀社へ支払う費用(引き物を含む)

葬儀専門業者のデメリット
沖縄の葬儀で、葬儀社へ支払う費用は主に祭壇セットや引き物、お礼状などです。

100人以上が参列する大規模な沖縄の葬儀になると、会場も大きくなりますし、会場の大きさに合わせて祭壇も大きくなります。
 

<沖縄の葬儀(1)葬儀社へ支払う費用>
●参列者が198人で行われた沖縄の葬儀の一例

・御香典返し…650円×198人=128,700円
・礼状…110円×198人=21,780円
・祭壇セット…550,000円
———————————
・合計…700,480円

 
引き物は沖縄の葬儀では香典返しとする場合が多いです。

ちなみに全国的には、葬儀・告別式の帰りに引き物をお渡しし、四十九日法要を終えた後に、改めて御香典返しをお送りする地域も多くあります。

沖縄の葬儀でも、御香典を多くいただいた参列者の人々へは、四十九日法要後に改めて御香典返しをお送りする場合も増えました。
この場合、御香典返しの目安としては御香典の半額ほどで良いでしょう。
 

御香典返しの選び方やマナーは、下記をご参照ください。
【沖縄の葬儀・法要】御香典返しはいつ渡す?喪主が気遣う5つのマナーとは

 

参列者が33人で行われた沖縄の葬儀

一方、参列者が33人だった規模の小さな沖縄の葬儀では(家族葬と捉える場合もありますが)、小さい会場に合わせて祭壇もコンパクトになります。

また御香典返しや礼状も人数が少なくなるので、その分費用も抑えられるでしょう。
 

<規模の小さな沖縄の葬儀費用>

●参列者が33人で行われた沖縄の葬儀の一例

・御香典返し…650円×33人=21,450円
・礼状…110円×33人=3,630円
・祭壇セット…350,000円
———————————
合計…375,080円

 
…このようなことから沖縄の葬儀では費用を抑えるため、規模の小さな家族葬を選ぶ家も多いですが、「家族葬=費用が安い」とも限らないため注意は必要です。

家族葬であっても小さな平屋を貸し切ったり、花に囲まれた花葬など、ご遺族の希望によっては費用も割高になります。
 

※葬儀社との打ち合わせで費用は変わります、詳しくは下記に詳しいです。
【沖縄での葬儀の進め方】葬儀社との打ち合わせ。決める5つの項目

 

(2)火葬費用

直葬の特徴
沖縄の葬儀において火葬費用は大きな規模でも小さな規模でも、基本的に変わりません

一般的に沖縄の葬儀では、通夜や葬儀(告別式)に参列しても、火葬には立ち会う人は少ないため、おもてなし(お菓子など)を出すとしても、それほど多くはないでしょう。
 

<沖縄の葬儀(2)火葬費用>
●火葬費用…約25,000円ほど
・中部エリアの一例…大人15,000円/子ども10,000円
・南部エリアの一例…大人25,000円/子ども15,000円
・那覇浦添エリアの一例…大人25,000円/子ども15,000円

 
火葬場は葬儀社が手配してくれる場合が多いでしょう。

自分で手配せずに葬儀社にお任せすることで、斎場から近い火葬場を予約してくれたり、マイクロバスの手配なども相談できます。
 

(3)お布施(僧侶へ包むお金)

(5)僧侶との打ち合わせ
沖縄の葬儀に限らず、全国的にお布施は仏道における徳行(布施行)のひとつであり、読経供養に対するお礼や料金とは違うものです。

そのため決まった金額は提示されていないのですが、沖縄における昔ながらの葬儀では、一般的に約5万円~8万円ほどを包む家が多いでしょう。

ただ最近では僧侶派遣を請け負う業者もあり、このような僧侶派遣の費用は、約3万円/1回の読経供養が目安です。
 

<沖縄の葬儀(3)お布施>
●お布施の費用…約70,000円
・僧侶派遣…約30,000円

 
沖縄には檀家制度もなく、初めての葬儀では僧侶の手配に迷う人も多いですよね。

僧侶派遣であればインターネット上で探すこともできますが、僧侶の手配も葬儀社に相談できるでしょう。
葬儀社が僧侶まで手配する場合、葬儀社へ支払う費用と併せて支払う場合も多いです。
 

※僧侶へお布施をお渡しするマナーや包み方については、下記をご参照ください。
【葬儀マナー】お布施の包み方と渡し方、施主が押さえる5つのマナー

 

(4)お悔み欄の掲載料

(4)お悔み欄の掲載料
今ではごく近しい身内や知人友人のみで執り行う沖縄の葬儀も増えていますが、以前は新聞のお悔み欄に葬儀会場や日時を記載し、全ての参列者を受け入れる規模の大きなものが一般的でした。

広く受け入れる規模の大きな沖縄の葬儀では、お悔み欄に掲載する新聞広告料が掛かります。
ただお悔み欄に掲載する場合も、スペースの大きさによって費用には幅があるでしょう。
 

<沖縄の葬儀(4)お悔み欄の掲載料>

●お悔み欄の掲載料の一例(掲載人数8人の場合)
・琉球新報…72,600円(税込み)
・沖縄タイムス…72,600円(税込み)
———————————
合計…145,200円

 
…前述した参列者33人の小規模な沖縄の葬儀では、お悔み欄を使用はなしでした。

また最近では、ネット上でお悔み情報を発信するサービス(一例では約22,000円ほど)なども見受けます。
 

(5)斎場へ支払う費用

(5)斎場へ支払う費用
斎場も葬儀社が手配するケースが増えました。
地域の会館、地域の寺院スペースなどを自分で手配した場合には、別に支払うこともあるでしょう。

会場もグレードや大きさ、借りる日数などにより費用はさまざまですので、ここでは一例をお伝えします。
 

<沖縄の葬儀(5)斎場へ支払う費用>
セレモニーホール費用の一例…約120,000円(参列者198人の場合)

 
沖縄の地方では自宅葬も多いですが、このような自宅葬では会場費は掛かりません
前述した参列者33人の小規模な沖縄の葬儀も、自宅葬で会場費は0円でした。

最近では亡くなってから、通夜を迎えるまでに日数が掛かる沖縄の葬儀もあります。

このような場合には、葬儀社が提供する安置室にご遺体を移し、自宅よりもより良い環境下で通夜や葬儀を待つこともあるでしょう。
(安置日数だけ費用が掛かるので注意をしてください。)
 

最後に

以上が、昔ながらの規模の大きな沖縄の葬儀(一般葬)の費用目安です。
合計で言うと、下記のようになります。
 

●参列者が198人で行われた沖縄の葬儀の一例
(1)葬儀社へ支払う費用(引き物を含む)…700,480円
(2)火葬費用…25,000円
(3)お布施(僧侶へ包むお金)…70,000円
(4)お悔み欄の掲載料…145,200円
(5)斎場へ支払う費用…120,000円
———————————
・合計…1060,680円

 
ちなみに、参列者33人で行われた自宅葬の葬儀費用は、下記でした。
 

●参列者が33人で行われた沖縄の葬儀の一例
(1)葬儀社へ支払う費用(引き物を含む)…375,080円
(2)火葬費用…25,000円
(3)お布施(僧侶へ包むお金)…70,000円
(4)お悔み欄の掲載料…0円
(5)斎場へ支払う費用…0円
———————————
・合計…470,080円

 
ただこちらはあくまでも一例です。
祭壇のグレード会場の大きさなど、葬儀会社と打ち合わせを進めるうちに沖縄の葬儀費用も変わってくるでしょう。

最初に予算を決めて、葬儀社と打ち合わせを進めることで、ムリのない予算で執り行うことができます。
 

まとめ

沖縄の葬儀費用、5つの内訳
(1)葬儀社へ支払う費用(引き物を含む)
(2)火葬費用
(3)お布施(僧侶へ包むお金)
(4)お悔み欄の掲載料
(5)斎場へ支払う費用

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