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お葬儀の豆知識

2023/04/01

弔問とは?参列や会葬とは違う?香典は必要?金額や服装・持ち物マナーを解説

弔問とは?参列や会葬とは違う?香典は必要?金額や服装・持ち物マナーを解説
・そもそも弔問とは?
・弔問に香典は必要?金額目安は?
・自宅へ弔問するタイミングは?
・自宅へ弔問する服装や持ち物にマナーはある?

お通夜や葬儀へ参列できなかった時、自宅へ弔問する人は多いですよね。ただご遺族のご自宅へ弔問するため、服装やマナーなど、気に掛かる部分は多いです。

本記事を読むことでご遺族に失礼なく、ご自宅へ弔問する時の香典の相場や、服装・持ち物マナーが分かります。どうぞ最後までお読みください。
 

そもそも弔問とは?

そもそも弔問とは?
◇「弔問(ちょうもん)」とはご遺族へお悔みを伝え、故人と最期の別れをする訪問です

一般的にはお通夜の前、通夜・葬儀へ参列できなかった時、落ち着いた頃が弔問のタイミングとなります。
 

<弔問とは>
①一般弔問…通夜前、故人のご遺体が安置される場所へ訪問
②弔問…お通夜や葬儀後、自宅へ訪問

 
お通夜や葬儀、告別式などに参列することも弔問に当たりますが、式典への参加は「参列」や「会葬」と呼ぶ人が多い傾向です。
 

弔問と参列の違いとは?

◇「参列(さんれつ)」はお通夜や葬儀など、式典参加で用います

必ずしもお通夜や葬儀など、式典に限った言葉ではないのですが、一般的にお通夜や葬儀など式典に参加する際は、弔問よりも「参列」を使う人が多い傾向です。
 

<弔問と参列の違いとは?>
●参列…式典に参加する時に使いやすい

 
弔問は故人を弔うため弔事に限った言葉ですが、参列は「(式典に)参加する」意味があるので、「結婚式に参列する」などの使い方もします。
 

弔問と会葬の違いとは?

◇「会葬(かいそう)」とは、お葬式・告別式に参加することです

弔問や参列と会葬の大きな違い、故人と最期の別れとなる葬儀・告別式の参加に限ります。お通夜に「会葬」は使いません
 

<弔問と会葬の違いとは?>
①会葬…お葬式・告別式への参加
②弔問・参列…お通夜・お葬式・告別式への参加

 
また弔問や参列は、告別式以降の納骨式や四十九日法要などでも使用します。
会葬は「最期の別れの場」と理解すると、使い分けやすいでしょう。
 

自宅へ弔問するタイミングは?

自宅へ弔問するタイミングは?
◇自宅へ弔問するタイミングは、葬儀後3日後~四十九日までがベストです

お通夜前の弔問は故人と親しい間柄で、ご遺族から危篤の連絡が来たなど、ご遺族が望む場合でなければ、弔問は控えます。
都合が合うならば、お通夜や葬儀、告別式に参列すると良いでしょう。
 

<自宅へ弔問するタイミング>
・葬儀後は3日~5日置く
・四十九日法要前に済ませる

 
ただし訃報を知ったタイミングが、四十九日を過ぎていることもあります。
この場合は日程調停の連絡時に、「訃報を知り、急ぎご連絡をしている」こと、遅い弔問へのお詫びをご遺族へ伝えてましょう。
 

お通夜前に弔問する

◇ご遺族の意向によりお通夜前に弔問する場合も、短時間で済ませます

ご遺族がお通夜前の弔問を望んだとしても、故人との対面を済ませたら、すぐにその場を離れるようにしましょう。ご遺族は故人と水入らずの時間が欲しいですし、お通夜や葬儀も控えています。
 

<お通夜前に弔問する手順>
①故人との対面はご遺族に案内されてから

②個人の枕元で一礼する
「お別れをさせていただきます」

③ご遺族が白布を外すのを待つ
④故人との対面
・深いお辞儀をする
・両手を合わせる

⑤後ろに下がり一礼する

 
座敷間での対面では、正座をして故人の枕元に座り両手を付いて一礼すると良いでしょう。

故人との対面では「穏やかなお顔ですね」など、ひと言・ふた言添えても良いですが、ふた言ほどで留めてその場を離れます
故人に対面することで、心が辛くなるようでしたらご遠慮しても構いません。
 

お線香の上げ方は、下記コラムをご参照ください。
お線香の上げ方とは?お線香をあげに行く時の服装や、宗派で違う本数を解説

 

自宅へ弔問する手順とマナー

自宅へ弔問する手順とマナー
◇自宅へ弔問する際には、必ずご遺族に連絡をして訪問の可否とスケジュールを確認します

自宅へ弔問する場合には、まずご遺族に連絡をして許可を得ましょう。なかには大切な家族を亡くしたショックから、弔問客を受け入れない選択もあります。
 

<自宅へ弔問する手順とマナー>
①ご遺族へ連絡をする
・弔問の可否を確認
・スケジュール確認

②自宅へ弔問をする
・玄関先でお悔みを伝える
・御香典、お供え物をお渡しする

③お焼香をする
・ご遺族からお声が掛かるまで待つ
・ご自宅へ上がる
・お焼香(お線香)をあげる

 
自宅へ弔問する時には、ご遺族と長話をせずにお焼香を済ませたら簡潔に帰宅するのがマナーです。
 

※お悔みの言葉で配慮する「忌み言葉」は、下記コラムをご参照ください。
忌み言葉とは?葬儀で避けたい忌み言葉一覧をチェック!言い換えも併せて解説

 

自宅への弔問で香典は必要?

「御香典」が安心
◇葬儀後、自宅へ弔問するならば香典を持参します

お通夜や葬儀に参列して香典を納めていなければ、後日、自宅へ弔問する時には香典を持参すると良いでしょう。

ただしお通夜前の弔問では香典を持参すると「予測していた」ことになるので、お渡ししません。
 

<葬儀後に自宅へ弔問:香典相場>
①兄弟姉妹…約5万円
②その他の親族…約1万円
③知人友人…約3千円~5千円

 
現代の沖縄で自宅へ弔問する時に包む香典相場は上記ですが、故人との関係性により弔問客の判断で多く包むことはあります。

また浄土真宗以外の仏教宗派では、四十九日までが「御霊前」、四十九日以降が「御仏前」の表書きで香典を包んでください。
 

香典の包み方や渡し方マナーは、下記コラムに詳しいです。
【沖縄の葬儀マナー】御香典の包み方マナー、持ち歩き方・差し出し方とは?

 

自宅への弔問でお供え物は?

◇自宅へ弔問する時に、お供え物や手土産を持参しても構いません

四十九日法要までは故人の魂が冥土の道を辿る課程「忌中(きちゅう)」にあり、この期間は白い花が好まれます。
 

<自宅へ弔問:お供え物>
①供花…約3千円~8千円
・四十九日までは白い花(菊・百合など)
・通夜前の供花は「枕花(まくらばな)」で整える

②お供え物…約2千円~5千円
・お線香やロウソク
・渇き菓子
・果物

 
自宅へ弔問する際のお供え物は、包装紙の外にのしを巻く「外のし」で整えます。故人が生前に好きだった、日持ちのするお菓子などを準備する人が多いでしょう。

また白い花ではないけれど、故人が好きだった花を供えたい時には、ご遺族にひと言添えると、意図が分かり理解してもらえます。
 

供花やお供え物に関しては、下記コラムをご参照ください。
後日、弔問するお供え物には何を選べばいい?香典は必要?金額やマナーは?

 

自宅へ弔問する時の服装は?

自宅へ弔問する時の服装は?
◇葬儀後に自宅へ弔問する時の服装は、略喪服としての平服です

「平服(へいふく)」とは言葉としては普段着を差しますが、弔事での平服はカジュアルにならない落ち着いた色目のフォーマルな服が良いでしょう。
 

<自宅へ弔問:服装>
●平服
落ち着いた色
(黒、グレー、濃紺、茶、深緑など)
・革製品は避ける
・光沢を避ける
・華美なアクセサリーを避ける
・露出の激しい服装を避ける
・女性のヒールは約3cmほどまでが目安

 
…など、喪服でないこと以外の服装マナーは喪服・準喪服に準じます
また沖縄では少ないですが、全国的には自宅へ弔問する際には数珠を持参する人が多いでしょう。

お通夜前に行く弔問では、準喪服や喪服は「予期していた」として失礼に当たります。グレーや深緑など、落ち着いた色で整えた平服が基本です。
 

状況に合わせた弔問の服装

◇お通夜前の弔問では、黒いエプロンも持参すると良いでしょう

お通夜前の弔問では、その後のお通夜や葬儀の手伝いを依頼されるかもしれません。一度帰宅できれば良いですが、難しい時にも対応できるよう、黒いエプロンも準備しておくと安心です。
 

<自宅へ弔問:状況に合わせた持ち物>
●通夜前の弔問
・黒いエプロン
・黒いスリッパ
・黒いバッグなど

●学生は学生服で弔問

●忘れやすいもの
・黒か白のハンカチ

 
また、そのまま受付などの役割を果たすこともあるので、遠方に住む場合には予めお通夜や葬儀に備えた喪服をバッグに控えて行く人もいます。(弔問時には平服です。)
 

※自宅へ弔問する時の服装マナー「平服」は、下記コラムに詳しいです。
法事で案内される「平服」とは?喪服との違い、何を着ればいい?注意点を解説

 

葬儀後の弔問は四十九日までに行きましょう

お線香をあげる本数は、宗派で違う
知人友人の訃報でお悔みを伝えるのは、お通夜や葬儀の席がベストですが、参列できなかった時には、四十九日までに自宅へ弔問しても良いでしょう。

ご遺族へお悔みを伝えるため、本記事を参考に失礼のないよう準備を整えて、お焼香を済ませた後、速やかに帰る配慮が大切です。

ご自宅へ弔問することになったら、本記事を参考にして持ち物や準備を進めてください。
 

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Point.1

ご葬儀の不安がなくなります

お葬式は地域の風習によってやり方が違います。相談で不安や悩みの解決策が見つかりますので、ご都合のつく時に相談に訪れることをおススメします。

Point.2

葬儀費用がわかります

葬儀費用は相談内容や葬儀社によって変わります。後悔しないために複数の葬儀社でお見積りを取ることをおススメします。

Point.3

ご希望のお葬式ができます

相談される方のご希望のお葬式に添えるように、下準備も含めて事前にご相談ください。

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