お葬儀の豆知識
【沖縄での葬儀社の選び方】葬儀社4種類のメリット・デメリット|その1
日ごろから沖縄での葬儀社の種類を理解しておくだけで、後々まで納得できる葬儀が実現する事例は多いです。
臨終を迎えると、遺体は病院内の霊安室へ移動してもらえますが、霊安室は数時間から長くて24時間ほどしか安置してもらえません。
ですから一般的に、遺族は病院の霊安室からの搬送を依頼するため、この短い時間内に葬儀社を選ぶことになります。(搬送だけをお願いすることもありますが、お断りするのも一苦労です。)
そこで今回は、沖縄での葬儀社の選び方でポイントとなる、沖縄の葬儀社4つの種類のなかから、葬儀専門業者の特徴とメリット・デメリットをお伝えします。
【沖縄での葬儀社の選び方】
葬儀社4種類のメリット・デメリット|その1
沖縄での葬儀社の種類は、主に4種類
沖縄の葬儀社には業種からみた種類が、主に4つあります。
その業種や母体によって、得意とするサービスや特徴も様々ですので、沖縄の葬儀社選びに迷っている方は、まず沖縄の葬儀社の大まかな種類から検討してみるといいでしょう。
<沖縄の葬儀社、4つの種類>
(1)葬儀専門業者
(2)協同組合系
(3)互助会
(4)仲介サービス業者
もちろん沖縄では葬儀社の種類ばかりではなく、担当者との相性や葬儀プランの魅力などもありますよね。
ただ、例えば葬儀専門業者であれば専門施設や、葬儀社が提供する霊安室があるなど、希望に合わせて選ぶことができます。
依頼率が最も高い、葬儀専門業者
葬儀専門業社とは、葬儀社の種類のなかでも現時点では、葬儀サービスを専門的に提供する葬儀事業者として、最も一般的な依頼先です。
財団法人日本消費者協会による、平成26年1月度の「葬儀についてのアンケート調査(東京/神奈川/埼玉地域)」で葬儀専門業者への依頼率は、全体の77.3%にも上りました。
<葬儀専門業者での注意点>
●「葬儀専門業者」と言うと、専用会場を保有していると思われがちですが、業者によって葬儀会場保有の有無から大きさ、種類までさまざまですので、確認をしてください。
・自社で斎場を保有している事業者
・保有していない事業者
また葬儀専門業者は会員制が多い点も特徴的ではないでしょうか。
割引き特典など会員様だけに優待を受けられます。
葬儀専門業社のメリット
沖縄の葬儀社4つの種類のなかでも、葬儀を専門的に扱っている安心感はあります。
冠婚葬祭全てを扱う業者もありますが、葬儀の場合は遺体の扱いなど、葬儀経験が豊富でなければ対処できない事柄も多いです。
<葬儀専門業者、4つのメリット>
(1)実績が豊富
(2)充実した設備
(3)大規模な葬儀が得意
(4)スタッフ体制が充実、対応が良い
人の死は時間を選ばず訪れますが、葬儀専門業者であれば24時間電話受け付け対応サービスを行っていたり、通夜・葬儀まで遺体を安置する霊安室を完備していたりもします。
実績が豊富
葬儀専門業者だけに、会社自体の規模も大きく豊富な葬儀実績があります。
業者として実績が豊富なことで、スタッフ全員が信頼のおける対応をしてくれたり、さまざまな葬儀プランの希望に対応しやすい土壌があるでしょう。
<実績が豊富>
・葬儀一連のマニュアルが完備されている
・手続きにも丁寧
などなどが期待できます。安心して葬儀を任せられる点が何よりのメリットです。
充実した設備
葬儀専門業者は自社で斎場を保有していることが多く、こだわった設備が充実しています。
<充実した設備>
・葬儀プランに合わせた会場提供
・通夜まで遺体を安置する霊安室
・搬送車のスムーズな出動
葬儀社4つの種類のなかでも、火葬場から葬儀場が隣り合わせであったり、別の場所で火葬を行っても、高齢者対応の移動車両なども期待できて心強いです。
大規模な葬儀が得意
沖縄の葬儀は弔問客が100名を超えるものも少なくありません。
<大規模な葬儀にも対応>
・100名以上の葬儀
・離島での葬儀
・自宅で行う葬儀
・家族葬など新しい形
・予算を抑えた最小限の葬儀
…などなど、現代のニーズに合わせた葬儀も、専門業者であればスムーズです。
特に沖縄の葬儀は全国的にも特徴的なので、沖縄の葬儀社の種類には、全国チェーン型と地元密着型の分け方もありますが、沖縄ならではの葬儀の特徴と理解している業者が尚良いでしょう。
スタッフ体制が充実、対応が良い
葬儀専門業者は組織自体も大きいので人材が充実している傾向にあります。
<葬儀専門業者の決まり事>
●また、厚生労働省から認められた葬祭ディレクターや資格保持者などスタッフ体制が万全になっています。
さらに結婚式などにはない葬儀の大きな特徴として、「人の死は時間を選ばない」違いは大きいです。
病院の霊安室でも、冒頭でお伝えしたように数時間~24時間以内には、次へ手続きを進めなくてはなりません。
この点で葬儀専門業者であれば、24時間365日対応のところが多く急な事態になった時でも、スピーディーに解決策を示してくれます。
葬儀専門業者のデメリット
一方で沖縄の葬儀社4種類のなかで比較検討を進めていくと、至れり尽くせりの葬儀専門業者だからこそのデメリットも見え隠れする点は否めません。
<葬儀専門業者3つのデメリット>
(1)葬儀費用が高くなりがち
(2)業務によって担当者が変わることがある
(3)細かい希望に対応が難しい可能性がある
ただし、これら葬儀専門業者3つのデメリットは、特に全国チェーン展開型の大手葬儀会社などに多い傾向です。
地元密着型の葬儀専門業者の場合、少人数スタッフで構成される場合も多く、小回りが利く業者も多い傾向にあります。
(1)葬儀費用が高くなりがち
前述したように沖縄の葬儀社4種類のなかでも、特に大手専門業者で見受けるデメリットです。
大手葬儀専門業者の場合、従業員の多さや設備などの維持費、その他の広告費などでコストをかけていることで、中小葬儀社に比べて費用が高くなります。
<葬儀費用をなるべく抑えたい方>
・地元密着型の葬儀社を選ぶ
・葬儀パック料金を明確に出している
・追加料金が比較的発生しない
…などなどの配慮により、回避できるでしょう。
(2)業務によって担当者が変わることがある
沖縄の葬儀社4種類のなかでも、大手葬儀専門業者の場合、従業員が多いことから、業務によって担当者が変わることも考えられます。
一つの葬儀を複数のスタッフで運営する大手葬儀専門業者では、お客様からの要望が行き届かない可能性も否めません。
<担当者が変わるリスクを回避>
●担当者が変わる葬儀専門業者では、下記のような違和感の声があります。
・当日の打ち合わせ→当日進行でスタッフが違う
・葬儀の手続きから、打ち合わせで違和感がある
※担当者が変わっても連携が取れていれば問題はありません。
不安を感じたら、担当者を少なく連携が取れるよう、要望を出すのも一案です。
違和感を感じるシーンの多くは契約から打ち合わせ、進行に掛けて起きているため、事前に葬儀社へ意見を伝えて対処もできます。
そのままお葬式を実行して後悔することのないよう、違和感を感じた時点で遺族側の意思を伝えましょう。
「葬儀社を今から変えても良い」と強気で伝える遺族も見受けます。
(3)細かい希望に対応が難しい可能性がある
葬儀専門業者は大手なのでマニュアルもしっかり完備されていますが、イレギュラーな事態に対応できないというケースも少なくはありません。
組織自体が大きいということから、社内ルールが増えて対応しきれない場合もあるので注意が必要でしょう。
まとめ
今回は全国的に依頼率77.3%(財団法人日本消費者協会より)にも上る、沖縄の葬儀社4つの種類のなかでも特にニーズの高い、葬儀専門業者について、その他の葬儀社と比較検討した特徴と、メリットデメリットを詳しくお伝えしました。
今、葬儀専門業者は全国的にも数多く見受けますが、沖縄で葬儀社を選ぶ場合には、下記の分け方に注目して比較検討すると、決めやすいです。
・全国チェーン展開型、大手葬儀専門業者
・地域密着型、葬儀専門業者
大手葬儀専門業者であれば、数多くの実績があったり、多様な葬儀プランが用意されている可能性がありますが、一方で割高だったり、遺族の細かな希望に対応できない、セクション毎にスタッフが違い、意思疎通が難しいなどのデメリットも見受けます。
一方沖縄の地域密着型葬儀社の種類では、沖縄ならではの葬儀文化にも精通し、沖縄での葬儀希望に対応しやすく小回りが利く一方、少人数スタッフで執り行うなどもあるでしょう。
いずれにしても、それぞれの家でまず希望の葬儀の形と予算、優先順位を話し合って決めた後、希望に見合った沖縄の葬儀社の種類の選択をおすすめします。
引き続き沖縄の葬儀社の選び方、●協同組合系●互助会系●仲介サービス業者系に関しては、別記事「【沖縄の葬儀社の選び方】葬儀社4種類のメリット・デメリット<その2>」でお伝えしています。
まとめ
葬儀社4つの種類/葬儀専門業者の特徴
●沖縄の葬儀社、4つの種類
(1)葬儀専門業者
(2)協同組合系
(3)互助会
(4)仲介サービス業者●葬儀専門業者の特徴
・実績が豊富
・充実した設備
・大規模な葬儀が得意
・スタッフ体制が充実、対応が良い