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2025/09/27 葬儀の知識

沖縄の葬儀で手伝いを求められたら?──世話役・司会・受付など役割と準備ガイド

沖縄では、危篤の知らせを受けたり通夜に参列するのは、故人と深い関わりを持つ人に限られることが多く、その分、参列者が果たすべき役割や責任も大きくなります。特に、葬儀の現場では世話役や受付係、司会などさまざまな役割が設けられており、遺族を支えるために参列者が協力することが一般的です。ここでは、沖縄で葬儀を手伝う際に知っておきたい準備や役割、心構えについてまとめます。

お手伝いの準備

◇故人と近しい関係性ならお手伝いの準備を
沖縄で通夜や葬儀に呼ばれるということは、それだけ故人との関係が深かった証でもあります。そのため、ただ参列するだけでなく、手伝いができるよう準備を整えるのが礼儀とされています。

<お手伝いに必要な準備>
①服装
・通夜までは動きやすい地味な平服で構わないが、翌日の葬儀・告別式では喪服を着用すること
・喪服はパンツスーツなど動きやすいものがおすすめ

②持ち物
・黒いエプロンやスリッパ、光沢のないA4サイズほどの黒い手提げ袋
・筆記用具(受付や会計係を想定)
・急な参列に備えて日常的に「いざという時セット」を準備しておく人も多い

改めて購入して揃えるなら、光沢のない黒で揃えます。とくに沖縄の葬儀では参列者が多い場合も少なくないので、ちょっとした小物や動きやすい格好が役に立ちます。

ただ、沖縄に限らず、危篤からご臨終、通夜までは急なので、日ごろから「いざと言う時のために」準備してセットしておく人も多いです。自動車係や受付など、現場から離れる係も多いので、役割も見越して筆記用具や道具を持ち運びしやすい、ちょっとした手提げ袋まで用意すると便利です。

世話役を頼まれたら

喪主や遺族から世話役を依頼された場合、基本的には引き受けるのが礼儀です。沖縄で危篤の知らせを受ける、通夜に参列する立場であれば、本来はコチラからお手伝いを申し出るのがマナーです。世話役は遺族の代理として葬儀を支える立場であり、服装も喪家側として整えます。

<世話役を頼まれたらやること>
●喪主やご遺族から世話役を頼まれたら誠意を持って引き受ける
・世話役の連絡先や式次第を把握
・司会や弔辞を依頼する人の調整
・遺族の意向を最優先に行動

故人との関係性や年齢、立場の他、世話役の人数などにより、それぞれ担当が分かれますが、世話役は喪家側の立場です。喪家の立場として服装を整えてください。

◇世話役代表(葬儀委員長)
●世話役代表(葬儀委員長)は通夜・葬儀(告別式)を取り仕切る役割
葬儀全体の進行を取りまとめ、式の流れを把握して円滑に進める重要な役割です。通夜までの服装は地味な平服でも構いませんが、葬儀(告別式)では喪家側として喪服で整えてください。

<世話役代表>
遺族の意見をよく聞いて、最優先する
弔辞をお願いする人を決める

世話役代表ではありますが、あくまでも遺族の気持ちや意見を最優先し、独走しないように遺族の意見を最優先にする姿勢で臨みましょう。

◇司会役
●司会役を求められたら、世話役代表とともに式次第を打ち合わせる
世話役代表と連携し、式次第や弔辞の順序を調整します。現代の沖縄では斎場を借りて葬儀を行うことが多く、時間内に滞りなく進行する工夫も必要です。

受付・会計役
●受付・会計係を頼まれたら、喪家側として喪服をキチンと整える
世話役の人数に余裕がある場合、若い参列者や同僚、同窓生などが受付や会計係を任されることがあります。

<受付・会計係>
・喪服で整える(学生は制服が礼服
・受付と会計を分けると負担が軽減
・会計係は金銭を扱うため、信頼される近親者が担当することも多い

葬儀の場では多額の香典が集まるため、会計係には特に誠実さと慎重さが求められます。

◇自動車係
●自宅葬で自動車係を頼まれたら、各種、車の手配を担当する
自宅葬の場合には、火葬場や僧侶の送迎など車両の手配を任されることがあります。

・火葬場や納骨式への車の手配
・僧侶の送迎車の準備
・車両番号を控えて共有する

沖縄の葬儀は「骨葬」と呼ばれる形式が多く、火葬を先に済ませるため、車の段取りが円滑な進行に欠かせません。車の手配が必要な場合は、各人が乗る車の番号まで控え、共有します。

◇裏方(勝手方)
●自宅葬で喪家の台所事情に詳しい人は、裏方(勝手方)をまかされることも
自宅葬で台所事情に詳しい人が担う役割で、食事や接待を担当します。

・僧侶や参列者への飲食の手配
・清掃や台所の管理
・長時間に及ぶため、複数人で時間を分けて担当すると効率的

裏方は食事を扱うため、黒いエプロンや三角巾などを用意すると実務がスムーズに進みます。

まとめ

沖縄の葬儀では、参列者はただ見送るだけでなく、世話役や受付、裏方などを担い、遺族を支える存在として期待されます。危篤の知らせを受けた時点で「自分に何ができるか」を考え、服装や持ち物を準備しておくことが大切です。

世話役代表や司会、受付、会計、自動車係、裏方など、それぞれの役割は異なりますが、共通するのは「遺族を第一に思いやる姿勢」です。独断を避け、遺族の意向を尊重しながら動くことで、葬儀は円滑に進み、故人を丁寧に見送ることができます。

沖縄独特の文化を理解し、適切な準備と心構えで臨むことが、参列者としての最大の務めといえるでしょう。