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お葬式の豆知識

TOPお葬式の豆知識葬儀マナーご香典を郵送する際のマナーと注意点とは?
2025/07/01 葬儀マナー

ご香典を郵送する際のマナーと注意点とは?

突然の訃報で通夜や葬儀に参列できない場合、ご香典を郵送して弔意を伝えることができます。しかし、現金を送るという特性上、一定のルールやマナーを守る必要があります。本記事では、ご香典を郵送する方法や注意点について、わかりやすく解説します。

郵送でのご香典はマナー違反にならないの?

◇葬儀に参列できない時は郵送も可能

ご遺族から「香典辞退」の意向が示されていない限り、ご香典を郵送することは失礼にはあたりません。供花や弔電と同様に、離れた場所からでも哀悼の気持ちを伝える一つの方法です。

ご香典は心を込めて送るものであり、直接手渡しが叶わなくても、郵送という形で故人やご遺族に弔意を届けることができます。郵送であっても、香典の中身や送り方にきちんと心配りがされていれば、ご遺族の心にもその気持ちは届くはずです。状況に応じて、真心を伝える方法を選びましょう。

ただし、ご香典には現金を含むため、郵送には厳格なルールがあるので下記を参照して正しく送りましょう。

ご香典は現金書留で送るのが原則

◇法律で定められた現金送付の方法

現金をご香典として郵送する場合、通常郵便で送ることは法律違反となります。郵便法第17条により、現金は必ず「現金書留」を利用しなければなりません。

<参考リンク>
・e-GOV法令検索「現金及び貴重品の差し出し方|第17条
・日本郵便株式会社「内国郵便約款

万が一、普通郵便で現金を送った場合、発覚すれば30万円以下の罰金が科される可能性もありますので、十分に注意が必要です。

香典辞退の連絡がある場合は郵送を控えて

◇遺族の意向を第一に考える

訃報や案内状に「香典辞退」と記されている場合は、ご香典を送ること自体がご遺族の意に反する行為となってしまいます。その場合は、無理に送るのではなく、弔電お悔やみの手紙など、別の形で弔意を表しましょう。

特に近年増えている家族葬一日葬では、ご遺族の負担を減らす目的で香典辞退が多く見られます。

ご香典を郵送する際の正しい手順

◇必要なものと手順

ご香典を郵送する際は、参列時と同様に不祝儀袋を使用し、それを現金書留封筒に入れて送ります。

<準備するもの>
不祝儀袋(白黒の結び切り)
現金(新札を一度折り曲げて使うとよい)
一筆箋(お悔やみの言葉を添える)
現金書留用封筒(不祝儀袋が入る大きいサイズ)

<送付時のポイント>
・お札の向き:中袋の封側にお札の表(顔)が下向きになるように
・封入の向き:不祝儀袋の表が現金書留封筒の表側になるようにそろえる
・封を閉じた後は、3か所に割り印を押す(印鑑がない場合は署名でも可)

不祝儀袋に入れる前には、お札に汚れや折れがないかも確認しておきましょう。手紙や一筆箋には、「突然のことで驚きました」「お力落としのことと存じます」などの言葉を用い、形式的になりすぎない、相手を思いやる表現を心がけましょう。短い文章でも、そのひと言がご遺族を慰めることにつながります。

郵送費用の目安

◇ご香典を郵送する場合にかかる料金

現金書留の送料は、金額や封筒のサイズによって異なります。以下は目安の料金です。

[項目] [内容]
現金書留封筒(大) 21円
書留基本料金 郵便料金 + 435円(1万円以内)
加算料金 5,000円ごとに +10円

例えば、5,000円の香典を送る場合は、封筒代21円+郵便料金+435円が基本となります。

ご香典の郵送先とタイミング

◇葬儀前なら葬儀会場へ

<宛名例>
・○○斎場 ○○家 ○○○○様
・○○ ご遺族 ○○○○

訃報を早く知った場合は、通夜や葬儀に間に合うように、会場へ直接郵送するのが一般的です。会場の名前、喪主・ご遺族の名前を明記し、受け取りが可能かどうか事前に会場へ確認をしておきましょう。

◇葬儀後の場合はご自宅へ

通夜や葬儀が終わった後に訃報を知った場合は、ご遺族の自宅宛てに郵送することになります。その際も、現金書留であること手渡しでの受け取りが必要なことを踏まえ、事前に受け取り可能な時間帯や住所の確認をしておきましょう。また、ご香典返しの準備の都合上、葬儀後1週間以内を目安に送ると良いとされています。

沖縄における香典郵送の金額相場

沖縄では香典の相場が比較的低く、1,000円からが一般的です。しかし郵送する場合は、3,000円~5,000円以上を包む方が丁寧な印象になります。沖縄の慣習では「不幸が重ならないように」との意味を込めて、できるだけお札を重ねないという配慮もあります。そのため、5,000円を送る場合は5,000円札1が望ましいですが、近年では1,000円札5でも問題はありません。

まとめ:心を込めて丁寧に郵送しましょう

ご香典を郵送する際には、形式以上にご遺族への配慮と誠意が何より大切です。正しいマナーと方法を守って送ることで、直接会えなくても気持ちはきっと伝わります。訃報に接した際は焦らず、丁寧に対応するよう心がけましょう。