お葬式の豆知識
赤ちゃんを葬儀に連れて行く際の服装や持ち物って?
赤ちゃんがいるけど預けられない。親族なので一緒に参列を望まれている。など理由はさまざまですが、葬儀に赤ちゃんを連れて参列しなくてはならないという時、どのような服装で参列すればよいのでしょうか?
今回は赤ちゃんを葬儀に連れて行く場合の服装や持ち物、注意点についてお伝えします。
葬儀に参列する赤ちゃんの服装は?
葬儀に赤ちゃんを連れて行く場合、色味はもちろんですが会場の気温や季節、体調なども考慮に入れたいところですね。どのような服装を選んだらよいか見ていきましょう。
◇黒やダークグレー、生成り色などの落ち着いた服を選ぶ
当然ですが葬儀に赤ちゃんと参列する際、赤ちゃんの服装でも派手な色やデザインの服装は避けましょう。色味が抑えられていても、戦隊ものやキャラクターが描かれている服は避けたほうが無難です。
<葬儀に赤ちゃんが参列する服装は?> | |
①色合い | ●落ち着いた色合い ・黒 ・ダークグレー ・生成り色 |
②柄 | ・無地 ・小さなワンポイント |
③その他 | ・無地の靴下 |
葬儀に赤ちゃんを連れて参列する場合、赤ちゃんを素足にするのは避けましょう。無地の靴下を履かせるようにしましょう。
◇赤ちゃんは体温調整に配慮
赤ちゃんが快適に過ごせるように服装にも配慮しましょう。葬儀会場はどこも快適な温度とも限らず、場所によって暑さや寒さが異なることもあるため、脱ぎ着できる前開きの洋服がベストです。
<赤ちゃんの体温調整>
・前開きの洋服
・肌着やインナー
・おむつ交換のしやすい服
・通気性の高い素材
特にボタンやホックのついた服は、脱ぎ着やおむつ交換に便利でおすすめです。素材は熱がこもらず、通気性の良いものを選びましょう。吐き戻しやお漏らしを考慮して通気性の良い予備の服も準備したほうが安心できます。
赤ちゃんの両親の服装マナーは?
◇両親は準喪服を着用
一般的に喪主以外の参列者は準喪服です。授乳が必要な赤ちゃんであれば、お母さんは前開きの服装での参列をおすすめします。準喪服については下記を参照してください。
<準喪服とは?> | |
男性 | ●ブラックスーツ ・白いシャツ ・黒無地のネクタイ ・光沢を避ける |
女性 | ●ブラックフォーマル ・黒のワンピース ・黒のアンサンブル ・黒のスーツ ・透ける黒ストッキング ・3cm以内のパンプス |
葬儀の参列を控える場合の対応
◇赤ちゃんと参列しなくても弔意を表すことは可能
葬儀に赤ちゃんを連れて参列しなくても、香典を郵送したり弔電や供花を通夜や葬儀当日に送ることで弔意を表すことは可能です。弔電は訃報を受けてからでも、インターネットや電話で通夜や葬儀当日までに手配できます。
まとめ
葬儀に赤ちゃんを連れて行ってもいい?赤ちゃんと行く葬儀マナーはいかがでしたか?赤ちゃんは絶対に連れて行ってはいけないというわけではないですが、母子の体調や喪主や親族などと相談しながら無理のない範囲で参列するようにしましょう。