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TOPお葬式の豆知識葬儀マナーご香典を郵送する際のマナーと手紙の文例|不祝儀袋の整え方から費用まで詳しく解説
2025/05/28 葬儀マナー

ご香典を郵送する際のマナーと手紙の文例|不祝儀袋の整え方から費用まで詳しく解説

突然の訃報により、通夜や葬儀に参列できない場合でも、ご香典を郵送することで故人への哀悼の意を表すことができます。ただし、現金を送る行為には細かなマナーや注意点があり、不祝儀袋の整え方手紙の書き方にも配慮が求められます。

本記事では、ご香典を郵送する正しい方法封入の仕方費用の目安、さらには同封する手紙の文例まで詳しくご紹介します。最後までご覧いただくことで、いざという時にも慌てず、失礼のない形で弔意を伝えることができるでしょう。

ご香典を郵送する正しい方法とは?

◇不祝儀袋に包み、現金書留で送るのが基本
ご香典を郵送する際は、現金をそのまま送るのではなく、通常の参列と同様に【不祝儀袋】に包んだ上で、【現金書留】で送付するのがマナーです。

<ご香典の郵送方法の基本>
●不祝儀袋に現金を包む
水引き:白×黒の結び切り
表書き:「御香典」または「御霊前」(四十九日まで)
お札:新札は避けるが、使う場合は一度折り曲げる

現金書留で郵送する
添え状:一筆箋や便箋でお悔やみの言葉を添える
封筒:不祝儀袋が入る大サイズの現金書留専用封筒を使用
封の仕方:封を閉じたら3か所に割り印を押す(印鑑がない場合はサインで代用可)

現金書留封筒は、不祝儀袋が入る大きいサイズを購入します。ご香典のみを郵送するのはぶしつけですから、一筆箋でお悔みの言葉を添えると良いでしょう。現金書留は住所や名前を書いた後、封を締めたら割り印を3箇所に押します。割り印は印鑑がない場合、サインでも問題はありません。

ご香典の正しい入れ方と封筒の向き

◇現金書留封筒の表と、不祝儀袋の表が同じ向きに入れる
不祝儀袋に入れる現金や、それを現金書留封筒に入れる際の向きにも注意が必要です。

<ご香典の入れ方>
[中袋にお札を入れる]

お札の表向き(顔がある方)を下にして封をする

[上包みを折る方向]
上から下へ折り重ねる(「不幸を流す」という意味)

[現金書留封筒への入れ方]
・封側(裏面)が一致するように、不祝儀袋の裏面を現金書留封筒の封側に合わせて入れる
・上下の向きも揃える

ご香典のお札はお祝儀とは違い、新札で入れません。とは言え、ぐしゃぐしゃな状態では失礼にあたるため、新札をひと折りして入れる人が多いでしょう。ご香典を郵送する際には、向きを揃えて入れてください。

ご香典の金額と沖縄における注意点

沖縄ではご香典の相場が本土とはやや異なる傾向があります。

・一般的な相場:友人・知人なら3,000〜5,000円以上

[特徴]
・不幸が重ならないように「お札を重ねすぎない」ことを良しとする文化
・可能であれば5,000円札1が望ましいが、千円札3枚や5でも問題なし

沖縄のご香典は千円から相場ですが、郵送するなら友人知人でも約3千円~5千円以上は送ります。ただし沖縄では不幸が重ならないよう、「あまり(お札を)重ねない」とするため、5千円であれば5千円札の方が丁寧です。

ご香典の郵送にかかる費用

ご香典を郵送するには、以下のような費用がかかります。

<費用の目安>

[項目] [内容]
現金書留封筒(大サイズ) 21円
現金書留の基本料金 定型郵便の基本料金 + 435円
追加料金 5,000円ごとに +10円(50万円まで)

例:5,0001万円を郵送する場合、**456円前後(+封筒代)**が目安です。なお、損害賠償額の上限は1万円ですので、高額を送る場合は分割や別対応が必要です。

[参考]
・郵便局「書留

ご香典と一緒に送る手紙のマナーと例文

ご香典を郵送する際は、一言でも構いませんので、お悔やみの手紙を添えることが望ましいです。

<手紙を添える際の基本マナー>
形式:縦書き・一枚に簡潔にまとめる
用紙:厚手の白い一重封筒に入れる
筆記具:万年筆または毛筆、黒インク使用(ボールペンは避ける)
文体:時候の挨拶・結語は不要
避ける表現:「重ね重ね」「再び」「続いて」などの忌み言葉

<封筒の選び方と理由>
一重封筒:不幸が「重ならない」ように
厚手の白封筒:内容が透けないため、礼儀正しい印象に

ご香典を郵送する際、一筆箋でもお悔みの言葉を添えて送ります。通夜や葬儀で用意するご香典は、「涙で薄くなった」ために薄墨を使いますが、添える手紙は黒インクでも構いません。以上のことが押さえられていれば、失礼にはならないでしょう。

一筆箋・便箋の文例

一筆箋の例文>
この度は○○様のご訃報を受け 驚きを隠せずにいます
ご家族様のお悲しみをお察しいたしますとともに お悔みを申し上げます

やむを得ない事情により葬儀に参列できないため ご香典を同封いたしました
ご霊前にお供えいただければと存じます

<便箋の例文(より丁寧な文面)>
○○様の突然のご逝去を慎み 謹んでお悔みを申し上げます
○○様と職場にて仲良くさせていただいた○○○○(自分の名前)と申します

本来であれば葬儀に駆け付けるところですが
どうしても都合がつかず 大変申し訳ございません

ご家族様の悲しみはいかばかりかと拝察しますが
どうぞくれぐれも お力を落とされませんよう ご自愛くださいませ

心ばかりですが ご香典を同封させていただきました
ご霊前にお供えしていただければと存じます

◇四十九日以降の表現に注意
「ご霊前」という表現は、通夜や告別式、四十九日までに使う表現です。四十九日を過ぎた場合には「ご仏前」や「御供」など、宗派や時期に応じた表記を選びましょう。

まとめ|ご香典は丁寧な気持ちとマナーを込めて郵送を

やむを得ない事情で葬儀に参列できない場合も、ご香典を丁寧に郵送することで、故人とご遺族への思いをしっかり伝えることができます。本記事でご紹介したマナーや例文を参考に、形式に沿った形で心を込めて送付しましょう。