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TOPお葬式の豆知識葬儀マナー戒名はつける?位で違う戒名料金の相場
2025/02/01 葬儀マナー

戒名はつける?位で違う戒名料金の相場

沖縄では、先祖代々位牌であるトートーメーに俗名を書き入れていたため、戒名を付けるという文化はあまりありませんでした。けれども近年は、葬儀を葬儀社に依頼し、本土と同じスタイルの葬儀をすることが増えたので、戒名を付ける人も増えてきました。

沖縄では歴史の浅い戒名ですが、いったいどのような意味合いがあるのでしょうか?今回は戒名の意味合いや構成、位で違う戒名料金の相場などをお伝えします。

檀家制度のない沖縄と戒名

沖縄では昔から戒名はそもそも付けず、トートーメーに俗名を書き込んでいる家がほとんどでした。これは沖縄が他県と違って寺院墓地にお墓を建てる風習がないためです。本土では江戸時代から集落に立つ寺院に家ごと入信し、その寺院墓地にお墓を建て、一切の供養事を相談する檀家制度がありました。

そのため、菩提寺(寺院墓地を管理する寺院)のご住職に戒名をいただいて、初めてご遺骨をお墓に納骨できるのですが、沖縄では個人墓地にお墓を建てる風習で檀家制度もないので、戒名をいただかなくても納骨ができるのです。

ただ最近では、全国的な風習にならう葬儀が増えたこと、葬儀や法要でも読経供養を行うようになったことで、沖縄にも戒名を付ける習慣が根付いてきたというわけです。

沖縄で戒名を付けるタイミング

通常、戒名を付けるタイミングは納棺までの間に付けてもらうことが多いです。本位牌(塗り位牌)が完成するまでの仮位牌であるシライフェー(白木位牌)に僧侶に書いてもらいます。四十九日法要に本位牌が完成した場合には、本位牌に戒名を彫刻するようにしましょう。

もし生前に寿陵墓や納骨堂を契約する場合には、生前に戒名を付ける場合もあります。ただし、生前にお墓を建てたり納骨堂を購入したからといって必ず必要なわけではありません。特に民間霊園で運営する納骨堂や生前墓(寿陵墓)であれば、特定の宗旨宗派じゃなくても入れますので、亡くなった後に俗名を彫刻しても大丈夫です。本土でも無宗教のお墓では俗名を彫る人もいます。

寺院が管理する納骨堂の購入や、寺院墓地であれば戒名を付ける必要はあるかもしれません。寺院により判断は変わるので事前に確認しておきましょう。

沖縄で戒名の料金相場

戒名は生前の社会的な地位や名声により判断されるものではありません。例えば生前にとても熱心に寺院の掃除や手伝いをしていたり、寺院などの建築物が台風などで壊れた時、お布施(寄付)をしたり、など、生前の徳行によってより高い位をいただくものだという考えです。

けれど檀家制度のない沖縄はもちろんですが、全国的にも寺院と人々の距離は遠くなり、金額に比例して戒名をいただく仕組みになっていることは否めません。

◇沖縄での戒名相場
檀家制度のない沖縄では、戒名を付ける時に「菩提寺のご住職に依頼しなければならない」といった縛りはありません。そのためよりカジュアルな手段で戒名を付けていただく人が多いです。

<沖縄で戒名を付けるのに多い手段>
①葬儀社に一任する
②インターネットで依頼する

ごく一般的な戒名を付けるのであれば、約3万円~5万円(信士/信女/釋/釋尼)が多いですが戒名としては下位に当たります。ただ、本土で菩提寺のご住職に依頼した場合には同じ位の戒名でも10万円~20万円以上の金額がかかることもあります。もし沖縄でも位の高い戒名にこだわるならば、約10万円~30万円を見積もった方がよいでしょう。

◇寺院のご住職に依頼する
参考までに菩提寺による全国的な戒名相場が以下の通りです。

前述のように、寺院墓地にお墓を持たない沖縄では戒名を付けずに俗名のまま位牌やお墓を建てる人も少なくありません。特に沖縄で個人墓などを建てる場合は、お墓に名前すら彫らずに「永遠」「思い出」など、抽象的な言葉を彫るといった選択をする方も増えています。戒名にとらわれず、自由な言葉で故人を弔うことができると考えればよいのかもしれませんね。

まとめ

沖縄で増えた戒名の付け方や費用相場について理解できましたか?檀家制度が根付いていない沖縄では、人が亡くなるとトートーメーには戒名ではなく、上札に夫の俗名、下札に妻の俗名が入ります。

その昔は一般的な沖縄の家庭であれば、家の人が直接位牌札に俗名を書き入れていました。今では、位牌も彫刻してもらいますし、葬儀社に手配してもらった僧侶に戒名を付けていただく流れが一般的になってきています。ちなみに戒名料は葬儀の際、お布施や御車代、御膳代などと共にお渡しするといいでしょう。