突然、葬儀のお知らせが！もちろん参列したいけど、赤ちゃんがいるので急には預けられない。それならば葬儀に赤ちゃんを連れて行こうか？でもそれってマナー違反にならない？そんな時、判断に迷ってしまいますよね。

今回は葬儀に赤ちゃんとともに参列するマナーについてをお伝えします。

葬儀に赤ちゃんを連れて行ってもいい？

◇故人が親族だった場合は赤ちゃん同席での参列もOK
参列にあたって、参列者が親族であった場合や一般参列者の場合でも、故人が赤ちゃんを特に可愛がっていたり、遺族から参列を望まれたりする場合には、参列をしても問題はないでしょう。ただ葬儀は短時間ではないので、葬儀に新生児の赤ちゃんを連れての参列は、あまり現実的ではありません。

基本的に母子ともに健康であればいいのですが、生後1ヶ月以内の赤ちゃんは、まだ体温調節が難しく抵抗力もありません。また、母親も産後の床上げ前なので、体調は完全だとは言えないので周囲も気遣いを考えると控えた方が良いでしょう。

赤ちゃんと一緒に葬儀に参列するケース

◇故人との関係が遺族、親族の場合、相談して参列する
赤ちゃん自身が遺族だった場合には、喪主に相談のうえ参列を決定するようにしてください。また故人と近しい親族だった場合にも、赤ちゃん連れで参列する人は多くいます。ただし、親族であっても葬儀に赤ちゃんを連れて行くかどうかは、喪主や遺族と相談して決めることがベストです。

大規模な葬儀の場合、赤ちゃん連れでの参列であればお焼香だけ済ませて帰ることがあります。葬儀に参列する人はどのような人なのか、赤ちゃんが静かにしていられる時間はどれくらいまでなのかを判断して、喪主や遺族と相談しながら決めましょう。

結局のところ、葬儀に赤ちゃんと参列する見解は人によってさまざまです。判断が難しいところですが、絶対的なタブーでも、失礼にあたるわけでもありません。そのため、事前に夫婦で話し合ったり、仲の良い親族に相談して判断すると良いでしょう。

喪主に相談する

◇喪主に相談して決めることがベスト
親族の場合であってもなくても、必ず事前に喪主や遺族に相談します。一般参列者であっても、故人が赤ちゃんと親しかったならば「ぜひ参列してほしい」と、控室などを用意してくれるかもしれません。

喪主としては事前に赤ちゃん連れの参列があることを知ることができるため、授乳室やおむつ替えスペースがあるかどうかを葬儀会場に確認したり、控室を余分に用意するなどの準備が可能です。

その一方で親族であっても「葬儀当日に突然赤ちゃん連れて参列するのは非常識だ！」と言われて疎遠になったという事例もあるので、喪主以外にも遺族や親族に相談したから参列することをおすすめします。

火葬場への同行はどうする？

◇火葬場は故人とごく近しい関係の人のみ
葬儀後、赤ちゃんを火葬場まで同行するケースは、遺族など故人と赤ちゃんが特別に近しい関係であるいケースに限られます。火葬では骨上げまでに約2時間もかかるため、赤ちゃんにとってはかなりの負担です。

もしも火葬場まで赤ちゃんを連れて行くなら、自家用車で行くなど、自由に動けるように考慮しましょう。葬式会場で赤ちゃんと待機することは失礼には当たりませんので、いずれにしても喪主や遺族に相談することが大切です。

葬儀への参列を控えるケース

◇一般参列者は、基本的に参列を控える
葬儀会場で赤ちゃんが急に泣き出すなど、周囲に迷惑をかける可能性を考慮すると、一般参列者が葬儀へ赤ちゃんを連れて行くことは控えた方が無難です。ただし遺族から特別に参列を希望されている人であれば参列を検討しましょう。もし参列しない場合はなるべく早く連絡するようにしましょう。

父親方の家族の葬儀であれば、母子は欠席して父親のみが参列する対策が多いです。逆に母親方の家族の葬儀であれば、赤ちゃんは父親と留守番をすることが多いです。授乳中の0歳の赤ちゃんであれば、母親がお焼香のみ済ませて、葬儀会場付近で父親と赤ちゃんが待っているということもできるでしょう。

葬儀の参列を控える場合の対応

◇赤ちゃんと参列しなくても弔意を表すことは可能
葬儀に赤ちゃんを連れて参列しなくても、香典を郵送したり弔電や供花を通夜や葬儀当日に送ることで弔意を表すことは可能です。弔電は訃報を受けてからでも、インターネットや電話で通夜や葬儀当日までに手配できます。

まとめ

葬儀に赤ちゃんを連れて行ってもいい？赤ちゃんと行く葬儀マナーはいかがでしたか？赤ちゃんは絶対に連れて行ってはいけないというわけではないですが、母子の体調や喪主や親族などと相談しながら無理のない範囲で参列するようにしましょう。