お葬儀の豆知識
【沖縄での葬儀社の選び方】葬儀社4種類のメリット・デメリット|その2
沖縄で葬儀社を選ぶには、4つの種類とその特徴、メリット・デメリットを理解して、自分達の希望に合った業者を選ぶことで、後々まで満足感が残る葬儀が実現します。
心を込めて故人を見送る葬儀は、納得できないものになると、後々までその後悔を残す遺族も少なくありません。
それに対して葬儀社を選ぶ時間は短いため、日ごろから沖縄の葬儀社やその種類など、判断しやすい基礎知識を蓄えておくと助かります。
「生前から亡くなった時のことを考えるなんて…」と思わず、ちょっとした知識として理解しておくと良いでしょう。
今回は「【沖縄での葬儀社の選び方】葬儀社4種類のメリット・デメリット|その1」に引き続き、沖縄の葬儀社選びに役立つ4種類の特徴から、●協同組合系●互助会系●仲介サービス業者系、3つの特徴とメリット・デメリットを解説します。
【沖縄での葬儀社の選び方】葬儀社4種類の
メリット・デメリット|その2
沖縄での葬儀社の種類は、主に4種類
沖縄の葬儀社には業種からみた種類が、主に4つあります。
<沖縄の葬儀社、4つの種類>
(1)葬儀専門業者
(2)協同組合系
(3)互助会
(4)仲介サービス業者
このなかで、最もニーズの高い沖縄での葬儀社の種類は葬儀専門業者ですが、費用を極力抑えて葬儀を行いたいなどの希望があれば、違う業種を母体とした葬儀社の選択もあるでしょう。
以下より、(2)協同組合系(3)互助会系(4)仲介サービス業者系、3つの特徴とメリット・デメリットをお伝えします。
※ (1)葬儀専門業者の特徴やメリット・デメリットは、下記でお伝えしています。
・【沖縄での葬儀社の選び方】葬儀社4種類のメリット・デメリット|その1
協同組合系の葬儀社
沖縄の葬儀社4種類のなかには、JAや生協が提携している協同組合系もありますよね。
財団法人日本消費者協会による、平成26年1月度の「葬儀についてのアンケート調査(東京/神奈川/埼玉地域)」で協同組合系は、全体7%の依頼に当たります。
<沖縄の葬儀社4種類、協同組合系>
●農協を営む人たちによって作られた組織が、協同組合で行う沖縄の葬儀社の種類です。
→ 原則、組合は会員制で葬儀をあげることはできますが、一定の条件をクリアすることで一般人の人でもJAの葬儀サービスを受けられる特徴を持っています。
ただし協同組合系の葬儀社の場合、窓口のみを担当している場合も多いです。
この場合、多くは他の葬儀業者と連携して、仲介的な役割を果たしています。
協同組合系のメリット
協同組合系なので比較的葬儀費用が割安になっていて、身内の小さな葬儀など、さまざまな葬儀の希望に対応してくれるでしょう。
<協同組合系4つのメリット>
(1)組合員価格でサービスを利用できる
(2)使用できる式場が多い
(3)葬儀サービスを組み合わせた葬儀の提案
(4)さまざまな宗教に対応している
(1)組合員価格でサービスを利用できる
JAの葬儀は組合員価格でサービスを利用できる点が最も大きな特徴で、組合員価格を利用すると、プラン全体に割引がされているケースもあります。
(2)使用できる式場が多い
さまざまな場所でJAの葬儀をあげられることもメリットです。
<使用できる式場が多い>
・交通の便が良い立地での葬儀が実現
・自宅から近い斎場が選べる可能性
…などなどが期待できます。
近年では小規模化に合わせ、大型の式場だけではなく小型の斎場も増え始めました。
(3)葬儀サービスを組み合わせた葬儀の提案
沖縄の葬儀社4つの種類のなかでも、JAは葬儀だけのサービスだけではなく、JAバンクやJAの金融関係サービスが連動できるようなっています。
(4)さまざまな宗教に対応している
日本の葬儀では仏式が多いですが、国外の人々にも対応できる宗教的な自由度も魅力です。
仏式だけではなく、神式やキリスト教など幅広いジャンルを扱っているケースが多いでしょう。
もしあなたの宗教がわからないのであれば無宗教で葬儀をすることも可能です。
協同組合系のデメリット
前述したように協同組合系の葬儀社は、沖縄の葬儀社4つの種類のなかでも、葬儀社を専門とした業種ではありません。
そのため他の葬儀社と業務提携をして、窓口のみを担当している協同組合系葬儀社もあるでしょう。
このような事情から、下記2つのリスクは否めません。
<沖縄の葬儀社の種類、協同組合系のデメリット>
(1)各地域によってサービスが異なる
(2)希望のプランがない可能性
(1)各地域によってサービスが異なる
協同組合系は、葬儀だけに特化しているわけではありません。
全国各地にある協同組合系はそれぞれ地域によってサービスが異なります。
<協同組合系葬儀社の仕組み>
・葬儀に重点を置いているJA
・窓口のみを担当する(別の会社に委託/葬儀を重視するJAなどと提携)
…などなど、協同組合系の葬儀社は、地域によってサービスにばらつきがある傾向です。
沖縄の葬儀社4種類のなかでも、特に協同組合系で葬儀を挙げる予定であれば、一度相談して仕組みを理解し、納得してから契約を進めると良いでしょう。
(2)希望のプランがない可能性
沖縄の葬儀社4種類のなかでも、協同組合系の葬儀は価格設定が低いことが大きなメリットです。
ただその分、多くの葬儀プランに対応していない葬儀社も少なくありません。
特に協同組合系の葬儀社を検討しているのであれば、葬儀プランまで確認をして、内容に納得できたら契約を進めると良いでしょう。
互助会による葬儀社
「互助会」とは、冠婚葬祭互助会の略です。
財団法人日本消費者協会による、平成26年1月度の「葬儀についてのアンケート調査(東京/神奈川/埼玉地域)」で協同組合系は、全体8%の依頼に当たります。
<沖縄の葬儀社4つの種類、互助会>
●「互助会」は、毎月の一定金額を積み立てることで冠婚葬祭時に費用を抑えたサービスが提供される仕組みです。
・月々の支払い相場…約1,000円~約5,000円ほど
毎月積み立てて費用に充てるので、葬儀や結婚式など費用が掛かる冠婚葬祭が発生した時点で、急激な負担がありません。
分かりやすく解説すると「保険」のイメージではないでしょうか。
互助会のメリット
沖縄の葬儀社4つの種類のなかでも特徴的な互助会の葬儀社は、会員が費用を出し合う形で相互扶助を行う仕組みで、一括で費用が掛からない点が大きな特徴でしょう。
<互助会、3つのメリット>
(1)急な出費に対応できる
(2)会員特別特典がある
(3)家族全員がサービスを受けられる
(1)急な出費に対応できる
大切な人との別れは突然やってきます。
<葬儀の費用>
●葬儀の場合、故人の遺産から出すことができますが、故人が亡くなると故人名義の銀行口座が凍結し、手続きが煩雑なため、落ち着くまでは相続人のポケットマネーで立て替えることも少なくありません。
→御香典での支払いが可能な葬儀社も多いですが、なかには「御香典が足りなかったら」と心配だったり、御香典を辞退して少ない人数で気楽に葬儀を進めたい遺族も増えました。
この点、以前から月々積み立てている互助会の葬儀社であれば、葬儀費用に心を割く必要がなく、故人との別れに集中できます。
想定外の出来事に対して、柔軟に対応する為にも互助会に加入しておけば資金の積み立てができるので、突然のお葬式における費用を削減できるでしょう。
(2)会員特別特典がある
互助会に加入することで、本来の価格よりも低コストでサービスを受けることができます。
※もちろん一般の方でもサービスの利用は可能ですが、会員に比べると割高です。
(3)家族全員がサービスを受けられる
互助会は1人が加入していると、家族全員が会員サービスを受けることができます。
<互助会のシステム>
●例えば父親名義で互助会の会員に加入している場合、子供が結婚式を挙げるときにも、サービスが提供されます。
互助会のデメリット
沖縄の葬儀社4つの種類のなかでも、「積み立てシステム」が特徴的な互助会ですが、積み立てをしていたからと言って、全ての葬儀を無料で提供される訳ではありません。
今まで積み立ててきた金額に従い選ぶ必要がある他、費用をオーバーしていれば、その分は支払う点には注意をしてください。
<互助会、4つのデメリット>
(1)お金の選択肢が減る
(2)葬儀プランに限りがある
(3)積立金のみで葬儀が行えるわけではない
(4)互助会が破綻する恐れがある
(1)お金の選択肢が減る
互助会を利用するには、積み立てをしなければなりません。
積み立てたお金はサービスという形で戻ってくるので、積み立てている間は積立費として自由にお金が使えなくなります。
(2)葬儀プランに限りがある
互助会の冠婚葬祭プランは限定されている点にも、注意が必要です。
<互助会で期待できる冠婚葬祭プラン>
①結婚式プラン
②葬式プラン
実は思っている以上に割高なプランが多い互助会も少なくありません。
そうなると追加料金が発生するため、希望した葬儀が実現しにくいリスクが出てきます。
(3)積立金のみで葬儀が行えるわけではない
何度もお伝えしているようですが、沖縄の葬儀社4つの種類のなかでも、積み立てシステムが特徴的な互助会では、「今までの積み立てで、費用が掛からずに冠婚葬祭ができる」との勘違いは多いです。
<積立金+追加料金が多い>
●互助会で積み立てしているからといって、葬儀代が全て賄われないケースは多くあります。
※仮に積立金で賄えたとしても、グレードが低めの葬儀になるでしょう。
ただし希望に合わせた葬儀がしたい場合、追加金を払うことでグレードを合わせることができます。
仲介サービス業者
沖縄の葬儀社4つの種類のなかでも、「仲介サービス業者」は葬式屋・葬儀社を紹介する仲介サービス業者を差します。
<沖縄の葬儀社4つの種類、仲介サービス業者>
●メリット
…自分で葬儀社を探さなくていいという点と利用料がかかりません。
●デメリット
…自社で葬儀を行う訳ではないため、細かな要望や相談に対応しにくい。
希望の葬儀があるのであれば、自分で葬儀社を見つけることをオススメします。
まとめ
以上が沖縄の葬儀社4つの種類と、それぞれの特徴やメリット・デメリットですが、沖縄の葬儀社の選び方としては、まず「どのような葬儀にしたいのか」が大切です。
特に法要まで依頼したい場合、沖縄の場合ナンカスーコー(週忌焼香)などもありますから、通夜や葬儀後のスーコー(焼香=法要)まで検討、相談しながら検討すると助かります。
・弔問客100人以上の大きな葬儀
・ごく近しい身内のみで行う家族葬
・自宅で行う葬儀
…などなど、遺族で希望の葬儀と優先順位を決めてから、適切な沖縄の葬儀会社の種類を選ぶと良いでしょう。
まとめ
葬儀社4つの種類
●沖縄の葬儀社、4つの種類
(1)葬儀専門業者
(2)協同組合系
(3)互助会
(4)仲介サービス業者●それぞれの特徴
(1)葬儀専門業者
・実績が豊富
・充実した設備
・大規模な葬儀が得意
・スタッフ体制が充実、対応が良い(2)協同組合系
・葬儀費用が安い
・使用できる式場が多い
・葬儀サービスを組み合わせた葬儀の提案
・さまざまな宗教に対応している(3)互助会
・急な出費に対応できる
・会員特別特典がある
・家族全員がサービスを受けられる(4)仲介サービス業者