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お葬儀の豆知識

2023/09/15

沖縄の法要で着る服装とは?四十九日・一周忌・三回忌・七回忌の法要で服装は変わるの?

沖縄の法要で着る服装とは?四十九日・一周忌・三回忌・七回忌の法要で服装は変わるの?
・沖縄の法要で着る服装とは?
・一周忌法要での服装は喪服?
・家族のみで執り行う法要の服装は?

沖縄の四十九日法要での服装は、ご遺族であれば正喪服か準喪服、一般参列者は略式喪服を着用します。

ただ沖縄では四十九日法要以降も、一周忌・三周忌・七回忌と法要が続き、服装に戸惑う人も多いでしょう。

本記事を読むことで、沖縄での周忌で違う法要に参列する際の服装が分かります。
子どもや幼児の法要での服装も解説していますので、最後までお読みください。
 

沖縄の法要で着る服装とは?

沖縄の法要で着る服装とは?
◇沖縄の法要で着る服装は、三回忌から略式喪服(平服)です

全国的にも沖縄でも、法要で着る服装は、参列する法要の周忌により変わります。
故人が亡くなってから忌日ごとに行う法要は、周忌を重ねるごとに規模が小さくなりますが、僧侶をお呼びするため、キチンとした服装を心掛けます。
 

<周忌で違う、沖縄の法要で着る服装とは?>
[法要の種類] [参列者] [ご遺族]
(1)四十九日
・シジュウクンチ
・略式喪服
・準喪服
・正喪服
・準喪服
(2)一周忌
・イヌイ(一年忌)
・準喪服
・略式喪服(平服)
・準喪服
(3)三回忌
・サンニンチ(三年忌)
・略式喪服(平服) ・略式喪服(平服)
(4)七回忌
・ナナニンチ(七年忌)
・略式喪服(平服) ・略式喪服(平服)

 
沖縄の法要で着る服装は、年忌を重ねるごとに格式は低くなります。
規模の大きさなど、状況に合わせた法要の服装もマナーのひとつです。
では正喪服、準喪服、略式喪服、平服とは、どのような服装なのでしょうか。
 

沖縄の法要での服装:正喪服

◇「正喪服」は、喪服のなかで最も格式が高い服装です
[ご遺族]通夜、葬儀、四十九日

沖縄の法要で着る服装で正喪服を着る人は、喪主やご遺族、親族であれば第三親等までとなるでしょう。
もっとも格式の高い喪服なので、一般参列者は着用しません。
 

<沖縄の法要での服装:正喪服とは>
[性別] [洋装] [和装]
●男性 ●モーニングコート(黒)
・レギュラーカラーシャツ(白無地)
・コールズボン
(タキシードと合わせたズボン)
・ベスト
・光沢のない黒ネクタイ
・黒の靴下
・光沢のない黒の靴
(内羽根式のストレートチップ)
[アクセサリー]
・結婚指輪のみ
・装飾は避ける
[紋付羽織袴]
●五つ紋(家紋)
・背中
・両袖
・両胸
●紋付羽織り
・羽二重
●女性 ●光沢のない黒無地
●スカート丈はくるぶし
・ワンピース
・アンサンブル
・スーツ
・黒ストッキング
(透ける黒)
[無地の黒パンプス]
・光沢なし
・低く太いヒール
[アクセサリー]
・一連パール
・パールのイヤリング
・結婚指輪
[黒喪服]
●染め抜き五つ紋
・背中
・両袖
・両胸
●小物は白
・帯
・帯揚げ
・帯締め
・草履
・足袋
・襦袢
・半襟

 
沖縄の法要での服装は、喪主やご遺族であっても正喪服より準喪服が多いでしょう。
正喪服は通夜や葬儀に多いですが、参列者によって正喪服かを判断してください。
(参列者は喪主やご遺族よりも格の高い喪服が避けられるため。)

男性で洋装の正喪服は、通夜の席でのモーニングコートは控えます。
 

 

沖縄の法要での服装:準喪服

◇一般的に言われる「喪服」は、準喪服です
…四十九日や一周忌など、あらゆる弔事で着用します。

全国的な通夜や葬儀で参列者が着る服装が準喪服「ブラックフォーマル」となり、迷う時には準喪服を基準にすると良いでしょう。

ご遺族であっても小さい規模の法要であれば、服装も一周忌から準喪服で参加する人が多いです。
 

<沖縄の法要での服装:準喪服とは>
●ブラックフォーマル
[男性] ●ブラックスーツ
(シングル、ダブルどちらも良し)
・ワイシャツ(白無地)
・地味な色柄のネクタイ
・黒の靴下
・光沢のない黒の靴
(内羽根式のストレートチップ)
[アクセサリー]
・結婚指輪のみ
・装飾は避ける
[女性] ●光沢のない黒無地
●スカート丈はひざ下
・ワンピース
・アンサンブル
・スーツ
・黒ストッキング
(透ける黒)
[無地の黒パンプス]
・光沢なし
・低く太いヒール
[アクセサリー]
・一連パール
・パールのイヤリング
・結婚指輪

 
男性、女性ともに準喪服では光沢のない黒で整えるブラックフォーマルが基本ですので、靴や小物類もそれに倣います。

靴であれば布や合成皮革やポリエステルが多いです。
殺生を連想させるようなワニ革、光沢のあるエナメル、カジュアルすぎるスェードなどは避けます。
 

 

沖縄の法要での服装:略式喪服

◇「略式喪服」とは、平服で地味に整えたお出掛け着です
…ご遺族も参列者も三回忌以降の法要で着用します。

略式喪服」とは平服を差し、弔事の平服とは無地のダークグレーや濃紺、深緑など、地味な色で整えたお出掛け着です。

一般的にご遺族であっても、三回忌以降の法要は略式喪服で参加できるでしょう。
ご遺族以外の参列者は、喪が明ける一周忌以降の着用が多いものの、三回忌以降と判断すると安心です。
 

<沖縄の法要での服装:略式喪服とは>
[男性] ●ダークスーツ
(黒、グレー、濃紺など)
・ワイシャツ(白無地)
・光沢のない黒ネクタイ
・黒の靴下
・光沢のない黒の靴
(内羽根式のストレートチップ)
[アクセサリー]
・結婚指輪のみ
・装飾は避ける
[女性] ●落ち着いた色
(黒、濃紺、グレーなど)
●スカート丈はひざ下
・ワンピース
・アンサンブル
・パンツスーツ
・黒ストッキング
(透ける黒)
[無地の黒パンプス]
・光沢なし
・低く太いヒール
[アクセサリー]
・一連パール
・パールのイヤリング
・結婚指輪

 
平服はダークグレーや濃紺、深緑、フォーマルではない黒など、地味な色目の無地が基本ですが、悪目立ちするものでなければ少しの柄が入っていても構いません。
 

 

沖縄の法要での服装の選び方

沖縄では喪服のかりゆしウェアーで参列できます
◇僧侶が読経供養を行う場合、一周忌までは準喪服が良いです
…一周忌以降、略式喪服(平服)か地味な服装での参列もあります。

昔ながらの沖縄の法要では、落ち着いた色目のかりゆしウェア地味な服装で参列する人もいるでしょう。

けれども現代の沖縄の法要で着る服装は、僧侶の読経供養があるため、一周忌(イヌイ)までは、少なくとも略式喪服(平服)が安心です。

ただし沖縄には喪服のかりゆしウエアもあります。
喪服用のかりゆしウエアであれば、沖縄県内で執り行う夏場の葬儀において、準喪服と同様に着用できるでしょう。
 

<沖縄での法要の服装:選び方>
[形式] [一周忌まで] [三回忌まで] [七回忌から]
(1)僧侶に依頼
・読経供養
・お焼香
[ご遺族]
・正喪服
・準喪服
[参列者]
・準喪服
[ご遺族]
・準喪服
[参列者]
・準喪服
・略式喪服(平服)
[ご遺族]
・略式喪服(平服)
[参列者]
・略式喪服(平服)
・地味な服装
(2)僧侶がいない
・ユタ
・家族での供養
[ご遺族]
・準喪服
[参列者]
・準喪服
[ご遺族]
・略式喪服(平服)
[参列者]
・略式喪服(平服)
・地味な服装
[ご遺族]
・略式喪服(平服)
[参列者]
・略式喪服(平服)
・地味な服装

 
基本的に僧侶へ読経供養を依頼する法要では、服装も僧侶への配慮として、略式喪服(平服)ほどのフォーマルさは留めた方が良いでしょう。

けれども納骨式など、墓前で行う法要において、沖縄では辺境地に建つお墓も多いため、より動きやすい服装として地味な服装、足元もスニーカーなど、安全を重視した服装となる法要が多い傾向です。

周囲の人と確認をしながら、法要の規模、参列者から考慮して検討しましょう。
 

 

沖縄の法要での服装:子どもや学生は?

沖縄の法要での服装:子どもや学生は?
◇制服があれば基本的に制服が喪服として着用できます
…就学前の幼児は、白と黒を基調に整えましょう。

中学生以降の学生で制服があれば、基本的に制服を着用します。
足元は白い無地の靴下、光沢のないローファーなどの黒無地の革靴が好ましいです。
 

<沖縄での法要の服装:子ども>
[状況] [服装]
[学生] ・学生服
[学生服がない] ●男性
・制服のような服装
(光沢のない無地の黒か濃紺)
●女性
・無地のブラウス(白か濃紺)
・スカート(黒か濃紺)
・もしくはワンピース(黒か濃紺)
・スカート丈はひざ下
[就学前] ●男の子
・無地の白シャツ
・ズボン(黒か濃紺)
・ブレザーかジャケット(黒)
●女の子
・無地のブラウス(白か濃紺)
・スカート(黒か濃紺)
・もしくはワンピース(黒か濃紺)
・スカート丈はひざ下
[タブー] ・長すぎるスカート丈
(くるぶし丈はNG)
ニーハイソックス
・ルーズソックス

 
大人の略式喪服(平服)同様に、沖縄で三回忌法要以降の服装であれば、濃紺やダークグレー、深緑など、清楚な色合いにまとめた上品なお出掛け着でも構いません。

乳幼児は無地のシンプルな服装を心掛けると良いでしょう。
子どもは法要中に具合が悪くなることも多々あるので、動きやすく、過ごしやすい服装を第一に整えます。
 

まとめ:沖縄の法要では、三回忌以降の服装なら平服で良いです

まとめ:沖縄の法要では、三回忌以降の服装なら平服で良いです
現代の沖縄では本州に倣った法要と、昔ながらの沖縄の法要が混在しています。
迷うならば本州に倣い、一周忌(イヌイ)までは準喪服と捉えると安心です。

また家族のみで執り行う法要での服装も、僧侶をお呼びして読経供養を行うならば、僧侶への敬意を表す形として、喪服でなくても問題はありませんが、略式喪服(平服)が良いでしょう。

一般的に喪が明ける一周忌(イヌイ)までが準喪服です。
そのため基本としては、初盆法要や四十九日法要、百か日法要なども準喪服での参列となります。

ただしご案内状で「平服でお越しください」と記載されている場合は、施主やご遺族よりも格が上がらぬよう、略式喪服(平服)で参列します。
 

 

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